「狩猟ってなんだか面白そう・・・だけど、何から始めたらいいかよくわかんない!」という方は、意外に多いのではないでしょうか?そのような人にオススメの書籍が、2019年3月に チカト商会の企画で上梓しました、 『はじめての狩猟』(山と渓谷社)です。今回はその内容について簡単にご紹介します。
”狩猟入門”までの流れを完全ガイド
狩猟は 「山を飛び回り、獲物を捕らえ、その肉を食う!」と、日常では絶対に味わえない、ワイルドでスリリングな体験ができる、魅力あふれる世界です。しかし狩猟は、動物をしとめたり、銃やわなといった危険物を取り扱うため、始めるためには様々な試験や、面倒くさい手続きが必要です。
そこで、この『はじめての狩猟』では、狩猟を始めるまでに必要なことを、図とイラストを使ってわかりやすく解説しています。さらに、狩猟を始めるために必要な費用や、狩猟業界の最新情報などのコラムも、多数掲載しています。
リアルハンター、9つのエピソードを実録
『はじめての狩猟』では、実際に狩猟をされている9人のハンターのエピソードを紹介しています。ちまたにある他の狩猟本は、どうしても「俺の狩猟論!」になりがちですが、本書では『サラリーマンをしながらわな猟を楽しむ男性』や、『本業漫画家のハントレス(狩猟女子)』、『クラウドファンディングで110万円を集めたハンター集団』など、バライティ―にとんだハンターを取材しています。
これらのエピソードは、狩猟入門前の人だけでなく、現役のハンターさんにも楽しんでいただけると思います。
狩猟をしていると、どうしても世間が狭くなってしまうため、他のハンターがどのような活動をしているのかわかりません。そこで、この本で他のハンターさんのやっていることなどを、ご覧いただければと思います。
銃&わなの基本を解説
『はじめての狩猟』では、銃(散弾銃・ライフル銃・エアライフル)と、わな(くくりわな、箱わな)について、写真とイラストでその仕組みを解説しています。
さらにわな猟のページでは、近年発展がめざましいIoTを使った罠通知システムなどを紹介しています。「わな猟をしているけど、毎日見回りは正直辛いッ!」とお悩みの罠ハンターさんは、是非、このIoTアイテムを活用してみましょう!
専門家によるアニマルトラッキングの基礎を収録
本書では、野生動物カメラマンとして著名な外川英樹さんとのコラボレーションにより、フィールドサインについて、詳しくご紹介しています。
フィールドサインとは、野生動物が残す足跡や糞、食跡、寝床といった形跡で、狩猟では、このフィールドサインをしっかりと読み解くことが、何よりも重要になります。
一般的なフィールドサインの本は、どれも図鑑的なものばかりですが、本書では『狩猟に役立つ実践テクニック』という視点で、獲物の追跡に必要な知識を網羅しています。
まとめ:この本はこんな人にオススメ
- 「狩猟ってどうやって始めたらいいの?」と思っている、狩猟のことをまったく知らない方
- 「仕事の合間に狩猟なんてできるのかな?」と思っているサラリーマンの方
- 「ジビエに興味はあるけど、自分で狩猟を始めるのはちょっと」と思っている、女性の方