本Webサイトをご覧いただき、まことにありがとうございます。株式会社チカト商会の代表取締役、東雲輝之(しののめ てるゆき)です。このページでは「チカト商会って何を目的にした会社なのか?」というテーマでお話をさせていただきたいと思います。
㈱チカト商会は、狩猟に必要なモノ・情報をご提供します
株式会社チカト商会が提供するサービスは、狩猟に関連するあらゆる情報を提供し、お客様のお悩みやご要望を解決します。
書籍・オーディオコンテンツの出版事業
メインとなる事業は、書籍や電子書籍・オーディオコンテンツ等の販売です。狩猟を始めるためには、狩猟免許を所持したり、銃の所持許可を受けたりと様々な準備が必要であり、また、実猟的な知識や技術も必要となります。そこで弊社では、これら情報をわかりやすく”面白く”編集し、書籍や電子書籍といった形でご提供いたします。
狩猟に関する書籍は、拙書を含めて様々な商業出版社から出ています。それでは、弊社の書籍と他社の書籍で何が違うのでしょうか?一言でいうと、内容の”濃さ”が圧倒的に違います。
商業出版社は、例えば「血が出るシーンはクレームが付くから最小限にしろ!」や「動物愛護団体に配慮した書き方をしろ!」など、色々な注文が付きます。こういった出版社の注文は、コンプライアンス的に仕方がない面もあるのですが、どうしても上っ面な話ばかりになったり、似たような話の焼き直しになったりします。
その点、弊社は『狩猟専門』とうたうように、他の商業出版社では出せない濃厚なコンテンツをご提供します。もちろん同人誌ではなくISBN (国際標準図書番号)を取得した出版物ですよ。
猟具や狩猟用品のEC事業
狩猟には色々なアイテムが必要になります。猟銃や罠、網といった猟具はもちろん、ナイフや服飾、アクセサリーなど様々です。これらの商品を専門的に扱うところといえば『銃砲店』なのですが・・・う~む、銃砲店の商品ラインナップってなんとなく古臭いし、品ぞろえも悪いし、クレジットカードも使えない。もっと最先端の狩猟用品が集まる専門的なお店はないでしょうか?
そこで弊社がご提供するのが、狩猟用品専門のEC(インターネットショッピング)です。EC事業自体は、2019年9月から『エアライフルジャパン』という形でスタートアップを行っており、約2年間で多くのお客様にご利用いただいた実績があります。そこで、このような仕組みを様々な狩猟用品に展開していくのが、弊社EC事業の試みとなります。
狩猟イベント・コンサルティング事業
弊社がご提供する3つ目のサービスが、イベントのコンサルティング事業です。近年狩猟業界では、『狩猟』というコンテンツをグリーンツーリズムや町おこしに活用する事例が多くなっています。しかし、「集客はどうするの?」や「価格設定はどうするの?」、「参加者がイノシシに突っ込まれて怪我したらどうする?」などの悩みが発生します。
そこで弊社では、これまで『罠シェアリング』を始めとした狩猟関連イベント実施のノウハウを利用して、お客様が狩猟をイベント等に利用するさいのご相談にのる事業を行います。
ただ、こういったイベントの需要はコロナウイルス問題でガタ落ちになっていると思います・・・。そこで弊社ではリアルイベントだけでなく、オンラインサロンなどのウェブサービス提供に関するコンサルティングも行います。本当であればリアルハンティングを体験してもらうのが一番良いのですけどね~。
日本初『猟師のための』株式会社
弊社の事業活動は、日本全国の猟師様をサポートするといった社会貢献も担っています。現代日本に存在する『猟師』という仕事は、収入が非常に不安定であり、安定して続けていくのは難しいのが現状です。そこで弊社では、日本全国の猟師様とパートナーシップを結び、仕事の創出と利益の還元を行います。
不安定な猟師という仕事に、お金を回せる仕組みを作る
猟師という仕事には『捕獲による報奨金』、『ジビエ販売』、『皮や角などの製造販売』といった、大きく3つの収益化モデルがあります。しかし、これら収益化モデルは野生鳥獣の捕獲数に依存するため、年度によって収入が不安定になってしまうという問題があります。
そこで弊社では『情報発信』による収益化をサポートします。先にお話したように、弊社ではお客様に対して、狩猟に関する情報提供で収益を得ます。そこで、情報のリソースを狩猟のプロである猟師様方から購入することで、お金を循環させる仕組みを作るというわけです。
猟師の仕事やビジネスモデルについては、2021年3月に出版した『狩猟を仕事にするための本』に詳しく書いています。ご興味のある方はご一読いただければと思います。
猟師の情報発信は、独自の広告モデルが必要
「情報発信で収入を」と聞いた人の中には、「自分でブログやYoutubeを始めて、Googleアドセンスなどで広告収入を受ければいいんじゃないの?」と思われた方もいると思います。
もちろんそれでも収益化は可能なのですが、実は『狩猟』というコンテンツは広告収入を受けにくいといった問題があります。
広告が制限される理由については定かではありませんが、やはり『動物の死』を扱うことにあると思います。よって、広告収入を得たいのであれば、こういったコンテンツを除外する必要があります。
・・・でも、それって正常な情報発信でしょうか?やはり『野生鳥獣の命をいただく』は、狩猟における重要なテーマです。収益を目的にこれらコンテンツを除外するのは、本当の意味での情報発信とは言えないのではないでしょうか?
このような”しがらみ”で猟師様たちの情報発信が抑えられないようにするため、弊社では当Webサイトを通じて、猟師様から原稿等を買い取る仕組みを作っています。
さらにこれらの情報は適切なSEO対策を施すことで、Google等で検索にひっかかるようになります。こうなれば、猟師様の情報発信力が向上し、さらに弊社は新規のお客様が流入して収益UPが見込めるので、まさにWinーWinの関係になるのです。
株式会社チカト商会が実現したい未来
狩猟業界は、野生鳥獣被害の増加や、狩猟人口減少&高齢化といった問題で、今まさに大変革期にあります。そこで、弊社が狩猟業界に対して実現したい将来のビジョンについて、お話をさせていただきたいと思います。
日本の狩猟を、もっと世界に伝えたい
狩猟という活動は、当然ですが世界中に存在します。それでは、日本の狩猟は海外からどのように見られているのか?試しにWikipediaの英語版で”Hunting”と検索してみると・・・
えっ!それだけ!?
いやいや、日本の狩猟って世界的に見ても物凄く特殊で面白いんですよ!!例えば、東北のマタギなどの古い狩猟文化が未だに残っており、特に『和犬』と呼ばれる日本の猟犬は世界的に見ても特殊な猟芸を持っています。また、狩猟鳥獣の種類が豊富で、食べて美味しい鳥獣が多く、人里からわずか数分のところで狩猟ができるといった狩猟環境にも恵まれています。危険な猛獣や毒蛇・毒虫が少ないというのもポイントです。
それに意外と知られていませんが、日本では外国籍でも狩猟免許試験を受けられるし、銃の所持許可だって下ります。さすがにライセンスを購入するだけで狩猟ができるアメリカに比べればハードルは高いですが、日本の狩猟制度って世界的に見ても自由度が高いのです。
では、なぜ日本の狩猟は世界から見て注目度が低いのか?それは間違いなく、これまで世界に対して情報発信をしてこなかったからです。そこで弊社では、日本の狩猟文化を世界に発信し、興味を持ってもらうことを目指します。もちろんその活動の中で外貨を稼ぐ!弊社は非営利法人ではなく株式会社ですので。
狩猟の海外研修
弊社は大きな会社ではありません。資本金は200万円ですし、事務所も無い。そもそも社長である私自身も副業猟師として二足の草鞋です。そのため、ご協力いただく猟師様たちに対して、会社として大した福利厚生を用意できないというのが正直な話です。そんなショボい弊社ですが、ひとつだけご提供したい福利厚生があります。それが『狩猟研修旅行』です。
弊社の業務はすべてオンラインで行うため、ご協力いただく猟師様たちと実際に顔を合わせることはありません。しかし、年に1回はご協力いただいているすべての猟師様を集めて、研修旅行を開きたいと思っています。もちろん経費はすべて会社持ち。
研修先は・・・利益が上がらないうちは日本国内ですが、バリバリ儲けられるようになった暁には海外に行きたいですね。狩猟先進国ドイツ、狩猟超大国アメリカ、特殊な解体技術を持つモンゴル、遊牧民研修として中東アジア、太古の狩猟スタイルが残る台湾などなど、研修に行きたいところは山ほどあります。
このような集まりがあれば、猟師様方の良い情報交換の場になるだけでなく、世界的な視野で狩猟を見つめなおすことができるため、日本の狩猟業界に対しても必ずプラスになると思います。
『チカト』って何?
余談になりますが、社名の「チカト」とは何か、皆さんご存知でしょうか?最後に弊社の名前に込められた思いについてお話をしたいと思います。
「チカト」は忘れ去られた日本古来の狩猟神
「千鹿頭(チカト)」は、長野県の諏訪地方に伝わる狩猟神の名です。詳しい方からは「諏訪の狩猟神は『建御名方神(タケミナカタ)』では?」とツッコミを受けそうですが、千鹿頭は縄文時代以前から信仰を集めていた地場の神。建御名方神は諏訪の地を「日本」として平定するさいにやってきた日本神話の神ですね。
さて、千鹿頭を含む古代神は現在、諏訪の『神長官守矢資料館』という場所に祀られているのですが、その憑代の姿を見て驚きました!
ショボすぎる・・・!
自然界が持つ絶対的なパワーの象徴として太古から信仰を集めていた千鹿頭が、まさかこれほど小さくなっているとは・・・。この光景は、現在の日本で狩猟が衰退した姿と重なります。「う~む・・・千鹿頭の名を復活させ、さらに狩猟文化を回復する術はないだろうか?」
そこで思い立ったのが、『チカト』の名をお借りし、狩猟に携わる会社を作るという計画でした。神の名を借りるというのは恐れ多い話ですが、事業が成長すればするほど「チカト」という名が世に広まり、狩猟業界も良くなっていきます。そのような思いを込めたのが『チカト商会』という社名の由来なのです。
まとめ
- 狩猟で『知りたいこと・欲しいもの・やりたいこと』を提供する、出版 & EC & コンサルティングの会社
- 猟師に仕事を発注し、『狩猟研修旅行』という形で利益を還元する日本初・猟師のための会社
- 海外に日本の狩猟文化を紹介して外貨を稼ぐ、グローバル企業を目指しています
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