
捕獲した獲物の解体やジビエ料理に関することなら、私におまかせ!
ここでは役立つアイテムの数々をご紹介します
(※オススメのアイテムは不定期に追加・更新されます)
目次
ナイフ
大物解体用
ボーニングナイフ 130mm
プロの食肉処理業でも使われているF. DICK社製品の130mmボーニングナイフ。先が細く、関節外しに特化した構造になっている。柄はエルゴノミックデザインになっており、順手・逆手どちらの持ち方でも繊細な作業ができる。
スキナーナイフ 130mm
プロの食肉処理業でも使われているF. DICK社製品の130㎜スキナーナイフ。幅広の刃を持っており、皮目を滑らせるように動かすことで効率よく皮を剥ぐことができる。サイズが大きいタイプもあるが、シカ・イノシシには130㎜が使いやすい。
鋸付きガットナイフ 150mm
プロの食肉処理業でも使われているF. DICK社製品の150㎜ガットナイフ。刃先に球が付いており、開腹するさいに内臓を傷つけにくい構造になっている。さらに鋸の部分で胸骨も切ることができる。使用頻度の割には値段の高いナイフだが、腸や膀胱を傷つけるリスクを鑑みると、持っておくことを強くオススメしたい。
ペティナイフ 110mm
プロの食肉処理業でも使われているF. DICK社製品の110㎜ペティナイフ。小型で取り回しが良く、刃が薄いため柔軟にたわむ。抜骨作業やブロック肉にするさいの筋膜剥ぎ作業に最適。値段も安いので、とりあえず持っておきたい解体用ナイフ。
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鳥解体用
ボーンノッチ付きハサミ
鳥の翼や足を切断するのに便利な、ボーンノッチ(刃のくぼみ)が付いたハサミ。本当は「レミントン・ウィングマスターマルチツールナイフ」をおすすめしたかったのだが、現在は販売されていないようだった。Amazonでもボーンノッチ付きのハサミは少なく、見つけられた中で良さそうだったのがコレ。オールステンレスだし、シンプルで使いやすそうではある。
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ホーニング・シャープナー
ホーニング(刃の歪みを直す)
ホーニングロッド(研磨力無し)
刃先の歪みやヨレを整列する「ホーニング」用のロッド。磨き(ポリッシュ)タイプなので、シャープニング(研ぎ)の効果は無い。ホーニングとシャープニングはかなり混同されているため、Amzonで安物を買うのは要注意。安心のDICK社製が断然おすすめ。
タッチアップ(短時間で刃先を回復)
タッチアップロッド(ファインセラミック製)
狩猟用・解体用ナイフを使う前に、さっとメンテナンス(タッチアップ)ができるシャープナー。お手軽だが、これを使うことによって切れ味は大きく変わる。タッチアップロッドには色々な種類があるが、貝印製のこれが安くて・軽くて・使いやすい。
タッチアップロッド(粗目)
刃先の歪みやヨレを修正するホーニング効果に、研磨力(シャープニング)の効果を持たせたタッチアップロッド。DICK製には「レギュラーカット」と「ファインカット」があり、これは粗目に研ぐことができるレギュラーモデル。どちらをおすすめするか悩んだが、とりあえず粗目のレギュラーカットを使い、鋭さを求めるときは『ファインセラミック製ロッド』を使う〝2本持ち〟が良いと判断。
シャープニング(刃先を研ぐ)
面直し(荒砥石兼用)
砥石の表面の凹や歪みを補修するダイヤモンドプレート。安物だが、実用上は特に問題はない。荒砥石にも使えると書いてあるが、刃の摩耗がかなり大きいので、シャープニング初心者の使用は注意が必要。
高級・仕上げ砥石
プロの料理人も使う本格的な仕上げ砥石。狩猟用ナイフは和包丁のような鋭い切れ味は必要ないが、シャープニングを〝趣味〟にしたい人にはおすすめ。これを持っていると、家の中のあらゆる刃物を研ぎたくなる。
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解体用品
懸吊用品
HELIX 三脚ヘッド HRT-100
主にシカを吊るして解体するための三脚ヘッド。性能はまったく変わらないが、タコマン社製「TS-10」やトラスコ社製「10TH-03」よりも“なぜか”2,000円ぐらい安い。Amazonチョイスの闇である
タコマン 三脚ベース ロープ付
タコマンヘッド「TS-10」、HELIXの三脚ヘッド「HRT-100」などに使用できる三脚の滑り止め。φ48.6mmの単管パイプを差し込んで使用する。これが無くても使えないことはないが、吊るしたシカが倒れると危険なので必ず装着しておこう
ALLEN 解体用ハンガー&ホイスト
シカやイノシシを吊り下げるときに使う滑車とハンガー。おそらく国内で販売されている最安値品。品質は正直言って安かろう・悪かろう。とりあえず使ってみて、気になるところがあればホームセンターで部品を交換するのが良さそう。
象印チェンブロック C21型
安心と実績の国産メーカー・象印チェンブロック社のチェーンブロック。イノシシ・シカの解体であれば最大荷重1トン(C21型)で十分。北海道のヒグマやエゾジカは…たぶん大丈夫。タコマン三脚を使うと野外での解体作業がさらにはかどる。
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熟成・保管
ドリップ除去用ペットシート
熟成作業の肝、水分(ドリップ)除去の必須アイテム。熟成開始当初は頻繁に交換しないといけないため、大容量パックを用意しておくことをオススメ。「食肉にペットシートを使うのは・・・」と思う方は、コスパは落ちるが、ミートペーパーがオススメ。
ミートペーパー
ジビエの熟成に使用する、吸水性の高い専用ペーパー。冷凍保存するさいも、ミートペーパーに包んでサランラップでグルグル巻きにしておくとよい。人にあげるときも、ミートペーパーにくるんでおくと見た目がよい。
ジビエ調理用品
調理用温度計
調理用スティック温度計
ジビエ料理では食中毒を防ぐために、必ず芯が75℃以上になっていることを確認しましょう。肉料理のプロ(ロスティール)は見た目と触った感触で温度がわかるそうですが、素人には無理無理。こいつをブスっと刺して、手軽に温度を測りましょう。
低温調理機
アイリスオーヤマ 低温調理器
ハンター御用達のアイリスオーヤマ低温調理機。シカ肉をパウチし、鍋に水と一緒に入れてスイッチオン!あとは放っておくだけで低温調理完了です。まったく余談ですが、この低温調理機で作るサーモンの『ミキュイ』は絶品!
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情報収集
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『アルミホイル』は、火入れの難しいジビエ(特にシカ肉やハト肉のような脂肪分の少ない赤身肉)を美味しく調理するのに欠かせない用品。キャンプだけでなく、自宅での料理にも応用できる