
「ワルサー」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。この1240ドミネーターは、ルパン三世の「ワルサーP38」やジェームズ・ボンドの「ワルサーPPK」でおなじみの、ドイツの銃器メーカーが作ったエアライフルです。
タイプ | プレチャージ式エアライフル | |
メーカー | ワルサー | |
口径 | 5.5mm | 6.35mm |
全長 | 1040mm | |
銃身長 | 600mm | |
重量 | 3100g | |
パワー | 30 ft·lb |
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名銃ワルサーが送り出すエアライフル

日本ではハンドガンばかりが有名なワルサー社ですが、実は競技用のエアライフル・エアピストルの世界でも一流メーカーです。
特にバレル(銃身)の製造に定評があり、他のメーカーが開発したエアライフルでも「銃身はワルサー製を使っている」ことが売り文句だったりします。
高精度とハイパワーを両立
性能についてですが、さすが競技用銃を扱っていたメーカーらしく、精度は極めて高いです。一般的に、競技用銃はパワーを抑えて精度を上げるものですが、1240ドミネーターはパワーも30ft·lbと申し分ない性能を持っています。
特徴的なデザインと高いカスタマイズ性
見た目の特徴は、マガジンが機関部上部に突出していない点です。これにより、スコープを低くセットできるため、自分に合った構え方で射撃ができます。
この時代のエアライフルとしては珍しく、エアレギュレータやピカティニーレール(20mmレール)が採用されています。
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個性的なファンとカスタマイズ
1240ドミネーターは‶美人の銃雑誌モデル〟が所持していたこともあるためか、40~50代くらいの男性に妙な人気がありました。
趣味にお金をかける世代と重なるためか、機体を塗装したり、デカールを貼ったり、アクセサリーレールを取り付けたりと、思い思いにカスタマイズされている姿をよく見かけます。
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