エバニクス レインストーム

目次

銃紹介

タイププレチャージ式エアライフル
メーカーエバニクス
口径5.5mm
全長993mm
銃身長545mm
重量3170g
パワー30 ft·lb
定格圧力130~150気圧
解説「韓国製エアライフル」と聞くと、品質に疑いを感じる人もいるかと思うが、韓国は日本に比べてはるかに大きな空気銃市場を持っている。というのも、韓国は日本以上に民間人の猟銃所持が厳しく規制されている。そのため昔から空気銃が狩猟で広く使われており、日本とは異なる空気銃猟文化を持っている。
 レインストームは韓国のエアライフルメーカー・エバニクス社が発売していたプレチャージ式エアライフルだ。レインストーム登場以前までの韓国製エアライフルと言えば「パワーは凄いが壊れやすい」といったイメージを持たれていたが、このモデルに関しては同時期のヨーロッパ製エアライフルに引けを取らない品質を持っている。精度も燃費も「なかなか」で価格も安かったことから、日本では高い人気を博した。

 レインストームの特徴は「低めの圧力で安定する点」である。一般的なハイパワーエアライフルは200気圧~150気圧ぐらいが、最もパワーと精度のバランスがとれる圧力帯である。対してレインストームは、150気圧ぐらいにピークがあり、130気圧まで安定して使うことができる。つまり、ハンドポンプでエアをチャージするさい、ポンピングする回数が少なくて済む。また、世間に広く出回っているスキューバーダイビング用の200気圧エアタンクが使える点もありがたい。
 
 注意点として、このエアライフルの銃床はシンセティック(強化プラスチック)のように見えるが、実は黒い塗装がされた”木製”である。そのため、猟場で銃を落としたり何かにぶつけたりすると、細くなっているグリップ部から「バキっ!」っと割れる危険性が高い。この銃に限った話ではないが、猟場での銃の取り扱いには十分注意して欲しい。
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

東雲 輝之のアバター 東雲 輝之 株式会社チカト商会代表取締役・ライター・副業猟師

当サイトの主宰。「狩猟の教科書シリーズ」(秀和システム)、「初めての狩猟」(山と渓谷社)など、主に狩猟やキャッチ&イートに関する記事を書いています。子育てにも奮闘中。

目次