
ウィバーレールは、1930年にスコープ開発の権威であるウィリアム・ラルフ・ウィバーによって開発されたマウントベースの規格です。よく似た規格にピカティニーレールがありますが、これはウィバーレールを改良したものです。
目次
ウィバーとピカティニーの違い

ウィバーレールとピカティニーレールの違いは、マウントリングを固定するための凹凸(スロット)の間隔にあります。ピカティニーレールのスロット間隔は5.35mmですが、ウィバーレールは3.8mmと短くなっています。
また、ピカティニーレールのスロットは一定間隔で並んでいるのに対し、ウィバーレールのスロット間隔は製品によって異なります。
広告
マウントアダプタ

ウィバーレールとピカティニーレールには、ある程度の互換性があります。しかし、ピカティニーレール用マウントは、スロット幅が狭いウィバーレールにうまく適合しない場合があります。
逆に、ウィバーレール用マウントは、スロット幅が広いピカティニーレールにほとんどの場合しっかりと固定することができます。
あわせて読みたい


ピカティニーレール(Picatinny rail)
ピカティニーレールは、銃にスコープ、フラッシュライト、バイポッド、レーザー照準器など、様々なアクセサリーを取り付けるためのマウントベースです。アメリカのピ…
変換アダプタ

エアライフルで一般的な11mmドブテールレールと、ウィバー・ピカティニーレールには互換性がないため、異なる規格のマウントを取り付ける場合は変換アダプタが必要です。
11mmドブテールレールにウィバー・ピカティニー規格のマウントを取り付ける場合は、「ドブテール to ピカティニー・ウィバーアダプタ」を、ウィバー・ピカティニーレールに11mmドブテール規格のマウントを取り付ける場合は、「ピカティニー・ウィバー to ドブテールアダプタ」を使用します。
あわせて読みたい


ドブテールレール(Dovetail rail)
ドブテールレールは、銃にスコープやアイアンサイトなどの照準器を取り付けるマウントベースの規格の一種です。レール断面は逆ハの字型をしており、その形状が「鳩の…
広告
まとめ
まとめ記事にもどる
関連用語まとめ
あわせて読みたい




テレスコピックサイト(Telescopic sight)
テレスコピックサイトは、レンズを組み合わせて遠くの目標を拡大して見ることができる照準器で、一般的にスコープと呼ばれています。スコープは望遠鏡と混同されるこ…
あわせて読みたい




マウントリング(Mount Ring)
マウントリングは、銃に取り付けられたマウントベースにスコープなどの照準器を固定するための器具です。照準器とマウントベースの規格によって、適切なマウントリン…
あわせて読みたい




ドブテールレール(Dovetail rail)
ドブテールレールは、銃にスコープやアイアンサイトなどの照準器を取り付けるマウントベースの規格の一種です。レール断面は逆ハの字型をしており、その形状が「鳩の…
あわせて読みたい




ピカティニーレール(Picatinny rail)
ピカティニーレールは、銃にスコープ、フラッシュライト、バイポッド、レーザー照準器など、様々なアクセサリーを取り付けるためのマウントベースです。アメリカのピ…
関連記事
新狩猟世界




スコープ入門!『ゼロイン調整』を、プロの猟師が初心者でもわかりやすく解説します | 新狩猟世界
スコープのダイヤルを何回クリックするかの計算は、結構面倒くさいですよね?しかし、実はもっと簡単な方法があります。グルーピングから何センチ補正するか確認したら、と…
あわせて読みたい




精密射撃のための必須知識『スコープ入門』。構造や専門用語を優しく解説します!
スコープは、精密な遠距離射撃を行う上で欠かせないアイテムです。しかし、専門用語が多く、仕組みを理解するのは難しいと感じている方もいるのではないでしょうか。…
あわせて読みたい




『狩猟用スコープ』どう選ぶ?オススメのスコープや購入方法まで、ザックリと解説!
狩猟で精密射撃を行うためにはスコープが必要です。このスコープに関する情報はインターネット上に沢山ありますが、サバゲーやミリタリー系の記事が多く、狩猟専門の…