ポリゴナルライフリング(Polygonal Rifling)

 ポリゴナルライフリングは、弾頭に回転を加えて姿勢を安定化させる、ライフリング構造の一種です。一般的に「ライフリング構造」として知られているのは、凹と凸で構成された形状ですが、このポリゴナルライフリングは、なだらかな多面形が組み合わさったような構造になっており、銃口から銃身内部を覗くとなだらかな山(ランド)と谷(グルーブ)で構成されています。

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ポリゴナルライフリングのメリット

ポリゴナルライフリング

 ポリゴナルライフリングは、ライフルの黎明期である1853年にイギリスで開発され、大砲や先込め式ライフル銃などに用いられていました。ライフリング構造は時代が進むにつれて、より製造がしやすい凹凸構造のライフリングが主流になりましたが、現在でも様々な銃器メーカーが主に小口径ピストルの用途でポリゴナルライフリングを採用しています。
 ポリゴナルライフリングは一般的なライフリングと比べて、弾が銃腔内に密着(シーリング)しやすく、弾速や命中精度を向上させる効果があると言われています。エアライフルにおけるポリゴナルライフリングの効果については詳しい研究されていませんが、一部の最先端PCPエアライフルで採用されています。

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