視野(FoV)は、光学機器で像を捉えることのできる範囲を示します。スコープで言うと、ファインダーを覗いた時に見える風景の範囲であり、高倍率ほどFoVは狭くなっていきます。
目次
FoVとは
スコープのように倍率を変化させることができる光学機器では、視野(FoV)は、「最高倍率と最低倍率」で表されます。例えば、「4-12×8.7-2.9m/100m」という表記のスコープの場合、次の意味を持ちます。
●最低倍率の4倍で100m先を見たとき、視界の端から端までの長さは8.7m
●最高倍率の12倍で100m先を見たとき、視界の端から端までの長さは2.9m
異なる光学機器との比較(見掛け視野)
倍率の異なるスコープで視野を比較する場合、「見掛け視野 = 倍率 × 視野」という式を用います。例えば、最低倍率2.5倍で最大視野が14mのスコープと、最低倍率8倍で最大視野が4.36mのスコープを比較した場合、見掛け視野は、それぞれ2.5 × 14 = 35m、8 × 4.36 ≒ 35mとなります。つまり、これらのスコープは最低倍率が異なりますが、見掛け視野はほぼ同じであることが分かります。
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