
ドブテールレールは、銃にスコープやアイアンサイトなどの照準器を取り付けるマウントベースの規格の一種です。レール断面は逆ハの字型をしており、その形状が「鳩の尾(Dove Tail)」に似ていることから、この名前が付けられました。
目次
ドブテールレールとは

「ドブテール」は、本来、木材などを接合するための建築技術用語です。日本では「蟻溝(ありみぞ)」と呼ばれています。そのため、ドブテールレールは蟻溝レールと呼ばれることもあります。
ドブテールレールの上面の長さは、メーカーによって規格が異なりますが、近年では11mm規格のマウントベースが主流となっています。
広告
マウントベース

ドブテールレールは台形型をしているため、マウントリングやマウントアダプタは溝にかみ合わせてスライドさせて、付属のネジで締め付けて固定します。
あわせて読みたい


マウントリング(Mount Ring)
マウントリングは、銃に取り付けられたマウントベースにスコープなどの照準器を固定するための器具です。照準器とマウントベースの規格によって、適切なマウントリン…
マウントベースの他規格

マウントベースの規格には、ウィバーレールやピカティニーレールもよく使われます。これらの規格は溝幅が20mmなので、11mmのドブテールレールには適合しません。
ウィバーレールまたはピカティニーレールのマウントベースにドブテールレール用のマウントリングを取り付ける場合は、変換アダプターを使用する必要があります。
あわせて読みたい


ウィバーレール(Weaver rail)
ウィバーレールは、1930年にスコープ開発の権威であるウィリアム・ラルフ・ウィバーによって開発されたマウントベースの規格です。よく似た規格にピカティニーレール…
あわせて読みたい


ピカティニーレール(Picatinny rail)
ピカティニーレールは、銃にスコープ、フラッシュライト、バイポッド、レーザー照準器など、様々なアクセサリーを取り付けるためのマウントベースです。アメリカのピ…
広告
まとめ
まとめ記事にもどる
関連用語まとめ
あわせて読みたい




テレスコピックサイト(Telescopic sight)
テレスコピックサイトは、レンズを組み合わせて遠くの目標を拡大して見ることができる照準器で、一般的にスコープと呼ばれています。スコープは望遠鏡と混同されるこ…
あわせて読みたい




マウントリング(Mount Ring)
マウントリングは、銃に取り付けられたマウントベースにスコープなどの照準器を固定するための器具です。照準器とマウントベースの規格によって、適切なマウントリン…
あわせて読みたい




ウィバーレール(Weaver rail)
ウィバーレールは、1930年にスコープ開発の権威であるウィリアム・ラルフ・ウィバーによって開発されたマウントベースの規格です。よく似た規格にピカティニーレール…
あわせて読みたい




ピカティニーレール(Picatinny rail)
ピカティニーレールは、銃にスコープ、フラッシュライト、バイポッド、レーザー照準器など、様々なアクセサリーを取り付けるためのマウントベースです。アメリカのピ…
関連記事
新狩猟世界




スコープ入門!『ゼロイン調整』を、プロの猟師が初心者でもわかりやすく解説します | 新狩猟世界
スコープのダイヤルを何回クリックするかの計算は、結構面倒くさいですよね?しかし、実はもっと簡単な方法があります。グルーピングから何センチ補正するか確認したら、と…
あわせて読みたい




精密射撃のための必須知識『スコープ入門』。構造や専門用語を優しく解説します!
スコープは、精密な遠距離射撃を行う上で欠かせないアイテムです。しかし、専門用語が多く、仕組みを理解するのは難しいと感じている方もいるのではないでしょうか。…
あわせて読みたい




『狩猟用スコープ』どう選ぶ?オススメのスコープや購入方法まで、ザックリと解説!
狩猟で精密射撃を行うためにはスコープが必要です。このスコープに関する情報はインターネット上に沢山ありますが、サバゲーやミリタリー系の記事が多く、狩猟専門の…