ダイアナ M50

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銃紹介

ダイアナ_M50.
タイプスプリングピストン式エアライフル(アンダーレバー方式)
メーカーダイアナ
製造年1952年 - 1987年
中古相場6万円 ~
口径5.5mm
全長1130mm
銃身長483mm
重量2850g
パワー8ft·lb
解説 ダイアナM50は、1952年にドイツの空気銃メーカー・ダイアナが発売したスプリングピストン式エアライフルである。
 ダイアナ社は、スポーツ用のエアライフルや空気拳銃を製造販売するエアライフルメーカーで、創業は1890年の老舗である。ローマ神話の狩猟の女神ダイアナ(ディアナ)をシンボルとするこのメーカーのモットーは、一挺づつ手作業で最高級の空気銃を作ることであり、製品はどれも高い精度を持ちながらも故障が少ないと、世界中で高い評判を得ている。
 M50は銃身の下部にレバーがあり、それをコッキングすることで内部のバネを圧縮するアンダーレバー方式を採用している。
 スプリングピストンを利用したエアライフルの構造には、アンダーレバー方式以外にも、銃身を中ごろから折って弾を詰めるブレイクバレル方式と、機関部横に取り付けられたレバーを操作するサイドレバー方式が存在し、近年では操作性に優れるサイドレバー方式が主流になりつつある。
 しかしその中でもM50は、精密性の高さと生産品質の安定さで支持され続け、マイナーチェンジ(T01型)を踏まえて1987年まで製造され続けた。現在、ダイアナ社にM50のラインナップは存在しないが、サイドレバー方式の『M52』、最新の技術を盛り込まれた『M54エアキング』、狩猟用に特化した『M56ターゲットハンター』など、M50の系譜を踏むエアライフルは未だ現役である。
 余談だが、ダイアナ社のアンダーレバー方式で現役な物の中には、ナチスドイツ時代の伝説的小銃・モーゼルK98のレプリカエアライフルがラインナップされている。
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この記事を書いた人

東雲 輝之のアバター 東雲 輝之 株式会社チカト商会代表取締役・ライター・副業猟師

当サイトの主宰。「狩猟の教科書シリーズ」(秀和システム)、「初めての狩猟」(山と渓谷社)など、主に狩猟やキャッチ&イートに関する記事を書いています。子育てにも奮闘中。

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