“銃”は、銃猟やスポーツ射撃を行うのに欠かせない道具です。しかし銃は、扱い方を間違えると恐ろしい事故や、凶悪な犯罪に使用される危険性があるため、そう簡単には所持できません。
そこでこのページでは、日本で銃を所持する手順をまとめています。
STEP1. 『猟銃・空気銃所持許可制度』を知ろう!
日本で狩猟用やスポーツ射撃用の銃(猟銃・空気銃)の所持をする前に、猟銃・空気銃所持許可制度について詳しく理解しておきましょう。
「法律の話なんて面倒くさいよ~」っと思われる方も多いと思いますが、銃は一歩間違えると『銃刀法違反』などの恐ろしい法律違反につながります!しっかりと知識を身に着けておきましょう!
STEP2. 猟銃等講習会(初心者講習)を受講しよう!
猟銃・空気銃所持の第一歩は、ご自宅のエリアを管轄する警察署で猟銃等講習会(初心者講習)を受講することです。
この講習会では、ほぼ半日をかけて銃に関する法律や取り扱い方に関する講義が行われます。さらに!講習の最後にはテスト(考査)があり、これにパスしないと次のステップに進むことができません!
テストはかなり難しい問題が出されます。事前にしっかりと対策を行い、一発合格を目指しましょう!
STEP3. 散弾銃を所持する場合『教習射撃』を受講しよう!
あなたが猟銃(散弾銃)を所持したいのであれば、猟銃等講習会の次は教習射撃を受講します。
教習射撃では、実物の散弾銃を使ってクレー射撃の練習を行い、最後にはテストが待っています。「え!いきなりクレー射撃のテスト!」と驚かれるかもしれませんが、焦る必要はありません。教習射撃では専門の指導員が散弾銃の使い方やクレーの狙い方をレクチャーしてくれます。肩に力を入れずに楽しむ気持ちでのぞみましょう!
STEP4. 所持する猟銃・空気銃を選ぼう!
空気銃を所持する場合は猟銃等講習会、猟銃を所持する場合は猟銃等講習会+教習射撃をパスしたら、次は実際にあなたが所持する銃を探しましょう。
銃を購入する方法には色々ありますが、初心者の方は地元の銃砲店に行ってみるのがオススメです。異質な雰囲気漂う銃砲店に足を踏み入れるのは緊張するかもしれませんが、きっと素晴らしい銃を紹介してもらえる…はずです。
STEP5.『 猟銃・空気銃所持許可』を申請しよう!
所持したい銃が決まったら、次はいよいよ所轄警察署に猟銃・空気銃の所持許可申請を出します。
「申請を出す」と簡単に言いましたが、このときそろえる書類は結構複雑で、上記の猟銃等講習会や教習射撃の修了証明書以外にも、医師の診断書やら身分証明書やら様々な書類が必要になります。さらに、自宅に銃を保管する場合はガンロッカーを設置する必要もあります。
色々と面倒くさい所持許可申請ですが、一つずつクリアしていきましょう。
STEP6. 所持許可の『更新・失効・取消し』を理解しよう!
所持許可が下りたら、晴れてあなたは銃所持者の仲間入りです!これから広がる狩猟や射撃ライフが楽しみですね~!
…しかしながら、銃の所持許可は永久ライセンスというわけではありません!3年ごとの更新や毎年の銃検査、所持を止める場合の失効手続きなど、銃所持後に知っておかなければならないことは山積みです。
また、もしあなたが法律違反を犯した場合、あなたの所持許可は取消しされます。違反を犯さないようにしっかりと知識を身に着けておきましょう!
まとめ
- まずは日本で銃を持つための基本『猟銃空気銃所持許可制度』を理解しよう
- 所持許可申請をするための第一歩が『猟銃等講習会(初心者講習)』を受講する
- 猟銃を所持する場合は『教習射撃』を受講する
- 所持許可を申請するために『所持したい銃』を選ぶ
- 『猟銃空気銃所持許可申請』では警察からの身辺調査や自宅訪問などがある
- 所持許可が下りたあとも、更新忘れや取消しがないように注意しよう