サベージ 220F

サベージ220F

 サベージ220Fは、2018年にアメリカのサベージ・アームズから発売されたボルトアクション式散弾銃です。この銃種には「212」と「220」モデルがあり、それぞれ12番、20番口径を意味しています。また、「F」の付くモデルは銃身にライフリングが施されたサボット弾専用仕様になっており、日本ではライフリングを半分以下に削った「ハーフライフル」モデルが流通しています。

タイプボルトアクション式散弾銃(ライフルド銃身)
メーカーサベージ・アームズ
製造年2018年 - 現行
中古相場15万円 ~(17万円)
目次

サベージ・アームズの歴史

 サベージ社は1894年にアーサー・サベージによってアメリカ・ニューヨーク州に設立された銃器メーカーです。世界初の無鶏頭(ハンマーレス)レバーアクション式ライフル銃「サベージM99」をはじめ、ライフルと散弾銃が合体したコンビネーションガン「サベージM24」、17口径バーミント(小口径)ライフル「サベージM93R17」など、数々の名銃を生み出した老舗メーカーです。

散弾銃とライフル銃の融合設計

 サベージ220は、1971年に発売されたポンプアクション式散弾銃「テッド・ウィリアムズM200」をベースに、サベージ社の主力商品である「サベージM110ボルトアクション式ライフル」のノウハウを融合して設計されたボルトアクション式散弾銃です。
 12番口径の「212」と、20番口径の「220」口径は、共にスラッグ弾を射出するための平滑銃身(スムースボア)モデルです。しかし、ユーザーから「サボット弾を撃ち出したい」という要望に応える形で、平滑銃身にライフリングを刻んだライフルドショットガンモデル「220F」が追加されました。

日本での分類と法規制

 220Fは散弾実包を発射するため、国際的には「散弾銃(ショットガン)」に分類される銃です。しかし、日本においては銃身の半分以上にライフリングが施されている場合、「ライフル銃」とみなされる法律があるため、220Fは輸入後にライフリングを半分以下に削り取る追加工が施されています。
 令和5年度以前はハーフライフルは散弾銃と同じ要件で所持することができました。しかし現在ではハーフライフルは「ライフル銃」と同じ扱いとなっています

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