
レミントンM870は、高い信頼性と汎用性から、狩猟用としてはもちろん、軍や警察でも広く採用されているスライドアクション式散弾銃です。その堅牢な構造と豊富なバリエーション、そしてサードパーティー製のカスタムパーツが豊富なことから、発売から70年以上経った現在でも多くのユーザーに支持されています。
タイプ | 手動式散弾銃(ポンプアクション式) |
メーカー | レミントン・アームズ |
製造年 | 1951年 - 現行 |
中古相場 | 3万円 ~(15万円 ※グレードによって異なる) |
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ベストセラー散弾銃

レミントンM870は、1951年にアメリカの大手銃器メーカー、レミントン・アームズ社から発売されました。1931年に発売されたスライドアクション式散弾銃レミントンM31をベースに改良を加えたもので、単純な削り出し加工で大量生産ができるように設計されています。
コスト削減を追求した
当初、スライドアクション式散弾銃は、イサカM37やウィンチェスターM1200などのライバルが市場を席巻していました。そこに登場したM870は、単純な構造で故障が少なく、他と比べて安価であったことから、急速に売り上げを伸ばし、わずか20年で200万挺を販売するベストセラー商品となりました。

多様な分野での活躍
レミントンM870は、もともと狩猟用にリリースされた散弾銃でしたが、堅牢さと補修部品の多さなどの長所からアメリカ各州の警察に採用され、ベトナム戦争では軍用ショットガンとしても多数戦場に送り込まれました。
以降も、オリジナルの系譜を組むウィングマスター、廉価版のエクスプレス、戦闘用に特化したブリーチャー、海上での使用に特化したマリーンマグナムモデルなど、信頼と実績から数々のモデルバリエーションを生み出し、60年以上経った現在においても新モデルが出続けています。
カスタムパーツが豊富

M870は様々なバリエーションがあるため、社外性のカスタムパーツが非常に豊富です。代表的な会社には、アメリカのマグプル・インダストリーズ・コーポレーション社製のシンセティックパーツがあり、木製銃床を換装するカスタムが人気を集めています。
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