
ミロクM1800は、1970年代に日本の銃器メーカー、ミロク製作所から発売された上下二連式散弾銃です。1970年代にヨーロッパから良質な猟銃が大量に流入してきた時代において、舶来品に勝るとも劣らない繊細な機関部の作り込みと、メイドインジャパンを感じさせる丈夫さで高く評価され、ミロク社を代表する散弾銃となりました。
タイプ | 上下二連式散弾銃 |
メーカー | ミロク製作所 |
製造年 | 1970年代 - 1985年ごろ |
中古相場 | 10万円 ~ |
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時代を築いた名銃
ミロクM1800の発売元は、ニッサンミロクとして知られています。これは1972年にミロク社と日本油脂が合弁して設立された銃器の販売会社であり、ブランド自体はミロク製作所の「B.C.ミロク」です。
ミロク製品を一手に販売していたニッサンミロクは2008年に廃業し、現在は日油株式会社の子会社である日邦工業株式会社が販売事業を手掛けています。
現在も愛されるクレー射撃入門モデル
M1800には上位モデルの「SW」と最上位モデルの「HS」があり、機関部のすり合わせ精度や、銃床の材質グレードなどが向上しています。
1980年代に改良型のM2800が登場し、カタログ落ちとなったことで事実上廃盤となりましたが、現在でも中古市場に多数流通しており、クレー射撃の入門モデルとして人気が高いです。
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