
ベネリM4は、イタリアのベネリ社が開発した高性能半自動式散弾銃です。軍用として開発された高い信頼性と拡張性を持ちながら、民間用としても人気を博しています。日本で「猟銃」として所持できるモデルは、銃床をライフルストックにし、独立型ピストルグリップを一般的なピストルグリップにして流通しています。
タイプ | 半自動式散弾銃(ガスオペレーション式) |
メーカー | ベネリ |
製造年 | 1999年 - 現行 |
中古相場 | 中古稀 ~ (34万円) |
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革新的なガスオペレーションシステム

ベネリM4は1999年にイタリアの銃器メーカー、ベネリ社から発売された半自動式散弾銃です。1980年代に登場した「ベネリM1・スーペル90」の設計をベースに、従来のイナーシャオペレーション方式をガスオペレーション方式(自動調整式ガス作動式:A.R.G.O.システム)に変更した他、様々なアクセサリーを取り付けることができるピカティニーレールを標準搭載、機関部に軽量なアルミ合金を使用、などの改良を行ったフルモデルチェンジです。
軍用としての成功と民間への展開
ベネリ社はM4が登場する以前まで、バイクメーカーとしての事業がメインであり、散弾銃メーカーとしてはマイナーな存在でした。しかし1999年に新開発のM4をアメリカ海兵隊のコンペティションに出品し、結果「M1014」という名で正式採用されることになってから、ベネリ社は散弾銃のメーカーとしても広く認知されるようになりました。
所持許可について
ベネリMシリーズは過去に、弾倉を違法改造して摘発されたケースがあるため、都道府県によっては「猟銃に不適な散弾銃」として許可が下りないケースもあります。所持許可を受ける場合は、事前に都道府県公安委員会へ確認しておいた方が無難です。
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