FXエアガンズ サイクロン

目次

銃紹介

タイププレチャージ式
メーカーFXエアガンズ
口径4.5mm5.5mm
全長1030mm
銃身長607mm
重量(シンセティック)2800g(ウッド)3000g
パワー20 ft·lb30 ft·lb
シリンダー容量185cc
解説 日本で最も売れたエアライフル、それはFXエアガンズ社のサイクロンである。2003年当時、日本のエアライフル市場は国内外から様々なタイプのエアライフルが送り込まれ、群雄割拠の時代であった。そのようななか現れたサイクロンは、それまで主流であったガスシリンダー式・マルチストローク式を市場から駆逐し、プレチャージ式の土台を築くことになったのだ。
 サイクロンが売れた理由は、『素早い連射性能』と『30ft·lbものハイパワー』、『軽量なボディ』、そして『50mで弾痕が100円玉に収まるほどの集弾性能』を併せ持つことだ。もちろんサイクロン以前にも、前述条件を1,2つクリアするエアライフルはあったのだが、パーフェクトにバランスがとれていたのはサイクロンが初めてであった。
 なお、サイクロンの評価の中には「エア漏れがしやすい」といった話があるが、これは特別サイクロンがエア漏れしやすいというわけでは無い。プレチャージ式に使われているOリングというゴム製品は、必ず劣化してエア漏れを発生させる。サイクロンは「日本で最も売れた」から、エア漏れに関する報告が多い。ただそれだけの話だ。
 現在では「プレチャージ式」といえども様々なデザインや設計思想があるが、このサイクロンがプレチャージの「第一世代」を築いたといって過言では無いだろう。天皇家における『神武天皇』、進撃の巨人の『始祖ユミル』といったところか。
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

東雲 輝之のアバター 東雲 輝之 株式会社チカト商会代表取締役・ライター・副業猟師

当サイトの主宰。「狩猟の教科書シリーズ」(秀和システム)、「初めての狩猟」(山と渓谷社)など、主に狩猟やキャッチ&イートに関する記事を書いています。子育てにも奮闘中。

目次