目次
空気銃
プレチャージ機構
プレチャージ(Pre-Charged Pneumatic)
プレチャージ(PCP)は、空気銃に内蔵されたエアシリンダーに空気を圧縮して充填する機構です。引き金を引くと、シリンダーから定量の圧縮空気が解放され、ペレットを発…
エアレギュレータ (Air regulator)
エアレギュレータは、プレチャージ式(PCP)空気銃において、供給する気圧を一定化させる装置です。シリンダー内の空気圧は射出ごとに低下していきますが、エアレギュレ…
デコッキング(Decocking)
デコッキングとは、銃の撃鉄(ハンマー、ストライカー)を安全な状態に戻す操作のことです。散弾銃やライフル銃では、基本的に長期間使用しない場合を除き、デコッキン…
スプリングピストン機構
スプリングピストン (Spring Piston)
スプリングピストンは、強力なバネの力でピストンを押し出すことで空気を圧縮し、ペレットを発射する空気銃の仕組みです。この方式は、発射のたびにバネを圧縮する必要…
アンチベアトラップ(Anti-Bear Trap)
アンチベアトラップは、スプリングピストン式空気銃における安全装置の一種です。装填中にレバーで指を挟む事故を防止します。 バネの暴発で指を怪我する事故を防ぐ …
ショックアブソーバー (Shock Absorber)
ショックアブソーバーは、スプリングピストン式空気銃に搭載されている、振動軽減システムです。この機構が搭載されたスプリングピストン式空気銃は搭載されていないタ…
エアチャージャー
ハンドポンプ(Hand-pump)
ハンドポンプは、プレチャージ式空気銃に空気を充填するための手動式のポンプです。自転車の空気入れに似た形状をしていますが、エアライフル用は200気圧もの高圧空気を…
エアタンク(Air tank)
エアタンクは、プレチャージ式空気銃に空気を充填するための圧縮空気の入った容器です。玩具のエアガン(エアソフトガン)に使用するエアタンクと見た目は似ていますが…
充填アダプタ(Filling charging adapter)
充填アダプタは、エアタンクから必要な量の空気をエアライフルのエアシリンダーに充填するための器具です。日本では、イギリスのダイビング機器メーカーであるMDE社の製…
パーツ
銃身
口径(Caliber)
口径とは、銃身の内径を指します。口径の種類は銃の種類によっても違いがありますが、狩猟や標的射撃競技に使用するライフル銃、空気銃では「0.22インチ(22口径、5.5㎜…
ポリゴナルライフリング(Polygonal Rifling)
ポリゴナルライフリングは、弾頭に回転を加えて姿勢を安定化させる、ライフリング構造の一種です。一般的に「ライフリング構造」として知られているのは、凹と凸で構…
シュラウドバレル(Shrouded barrel)
シュラウドバレルとは、ペレットが通過する銃身 (バレル) に覆いが装着された二重構造の銃身です。この覆いには『銃身の保護』、『射出圧の整流効果による弾道の安定化…
弾倉
回転式弾倉(Rotary magazine )
回転式弾倉(ロータリーマガジン)は、主に空気銃に使用されている弾倉です。空気銃の回転式弾倉は5発のペレット装填できるようになっています。また、弾倉には「シン…
トリガー
トリガーユニット(Trigger unit)
引鉄(引き金、トリガー)は、人間の指で引くことで射撃を行うための部品です。構造は銃の種類やモデルによって異なりますが、一般的に引鉄は逆鉤(シアー)、撃鉄(…
グリップ(Grip)
グリップ(銃把)は、引鉄を引くために握る銃床の一部です。形状によって様々な種類があり、据銃姿勢や据銃の速さ、反動を受け流す方向などに変化を与えます。 ピストル…
銃床
銃床(Stock)
銃床(ストック)は、銃を安定して構えたり、射撃時の反動を受け流すために必要な部品です。主に肩に当てる床尾(バット)、頬を当てて頬当て(コム)、引鉄を引くため…
ブルパップ(Bullpup)
ブルパップは、銃の設計において、引金よりも後方に機関部を配置する方式です。銃身長を維持したまま全長を短縮することができるため、森林内などの障害物が多い猟場で…
機能評価
マズルエネルギー(Mazzle Energy)
マズルエネルギーは、銃口から発射される直後にペレットが持っている物理エネルギーです。この値は使用するペレットの重量とスピードメーターで観測された初速から算出…
ストッピングパワー(Stopping Power)
ストッピングパワー(ノックダウンパワー)とは、弾丸が命中した際に、標的の行動を停止させる能力を数値化したものです。ただし、これはあくまでも指標であり、実際に…
ショットカウント(Shotcount)
ショットカウント(ショットパーフィル(S/F))は、プレチャージ式空気銃において、『1回のエアチャージ』に対して『何発まで十分な精度の射撃ができるか』を示す用語…
照準器用語
種類
テレスコピックサイト(Telescopic sight)
テレスコピックサイトは、レンズを組み合わせて遠くの目標を拡大して見ることができる照準器で、一般的にスコープと呼ばれています。スコープは望遠鏡と混同されること…
アイアンサイト(Iron sight)
アイアンサイトは、銃に取り付ける照準器の一種です。スコープやドットサイトのような光学照準器とは異なり、金属やプラスチックのみで構成されています。そのため、電…
リフレクターサイト(Reflector sight)
リフレクターサイト(またはリフレックスサイト)は、光を半分透過・半分反射するハーフミラーと、LEDを組み合わせた照準器です。LEDから照射された光がハーフミラーで…
ホログラフィックサイト(Holographic sight)
ホログラフィックサイト(ホロサイト)は、照準器内のミラーとハーフミラーを組み合わせて多角度の光の情報を取り込み、3D薄膜上(ホログラム)に投影することで、映…
レーザーサイト(Laser sight)
レーザーサイトは、レーザー発生装置から照射される光を、直接標的に当てることで照準する光学照準器です。レーザーを利用するリフレクターサイトとは異なり、レーザー…
レティクル
クロスヘア(Cross hair)
クロスヘアは、スコープの中心に十字線を表示する、最も一般的なレティクルです。十字線の中心に自然と視線が向かうため、素早く照準を合わせることができます。 クロス…
ミルドット(Mildot)
ミルドットは、レティクルに映る標的の大きさから、距離を簡易的に計測する機能です。レティクルには中心から4方向に目盛りとなる点が配置されており、スコープを覗いた…
弾道落下補正(Bullet Drop Compensator)
BDC(弾道落下補正)は、弾道の落下量を視覚的に表示したレティクルです。水平線を落下量0mとし、その下に距離に応じた弾道落下量を示すドットが配置されています。 弾…
スペック
対物レンズ有効径(Effective diameter of the objective lens)
対物レンズ有効径とは、スコープ等の光学機器に取り付けられた対物レンズの内径を指します。対物レンズは、大きければ大きいほど取り込める光が多くなり、鮮明な像を得…
視野(Field of View)
視野(FoV)は、光学機器で像を捉えることのできる範囲を示します。スコープで言うと、ファインダーを覗いた時に見える風景の範囲であり、高倍率ほどFoVは狭くなってい…
アイレリーフ(Eye relief)
アイレリーフは、全視野をケラレなく見ることができる、接眼レンズから目までの適切な距離のことです。一般的に装薬銃に使用されるスコープのアイレリーフは、100mm程…
ひとみ径(Exit pupil)
ひとみ径(射出瞳径)は、接眼レンズから少し離れた位置から見たときに、レンズ内部に見える光の円の直径のことです。ひとみ径が人間の瞳孔よりも小さいと、目に入る光…
倍率(Magnify)
倍率は、光学機器を通して見たときに、肉眼で見た場合と比べてどれくらい大きく見えるかを示す数値です。例えば、10倍のスコープで1000m先の物体を見た場合、その物体は…
チューブ径(Tube diameter)
チューブ径とは、スコープの胴体部分の直径のことを指します。この部分にマウントリングを取り付けて銃と固定するため、使用するマウントリングはスコープのチューブ径…
フォーカス(Focus)
フォーカス(しぼり)は、スコープを覗いた際に、目標物とレティクルのピントを合わせる機能です。これは、単に見えやすくするためだけでなく、視差(パララックス)を…
FFP/SFP(Firts Focal Plane / Second Focal Plane)
FFP/SFPは、スコープ内部のレティクルが配置されている面の位置を指します。FFP(第一焦点面)タイプのスコープでは、倍率を変更するとレティクルのサイズも一緒に変化…
視差(Parallax)
視差(パララックス)とは、照準器を覗き込む角度によって、レティクルと標的の位置がずれて見える現象です。視差が発生すると、レティクルの中心に標的を合わせて射撃…
照準器調整
ゼロイン(Zeroing)
ゼロイン(または「サイティングイン」)とは、照準器を覗いたときの中心(照準線)と、実際に弾丸が飛んでいく軌道(弾道)が交わるまでの距離のことです。このゼロイ…
アクセサリー用語
マウントベース
ドブテールレール(Dovetail rail)
ドブテールレールは、銃にスコープやアイアンサイトなどの照準器を取り付けるマウントベースの規格の一種です。レール断面は逆ハの字型をしており、その形状が「鳩の尾…
ウィバーレール(Weaver rail)
ウィバーレールは、1930年にスコープ開発の権威であるウィリアム・ラルフ・ウィバーによって開発されたマウントベースの規格です。よく似た規格にピカティニーレールが…
ピカティニーレール(Picatinny rail)
ピカティニーレールは、銃にスコープ、フラッシュライト、バイポッド、レーザー照準器など、様々なアクセサリーを取り付けるためのマウントベースです。アメリカのピカ…
マウントリング(Mount Ring)
マウントリングは、銃に取り付けられたマウントベースにスコープなどの照準器を固定するための器具です。照準器とマウントベースの規格によって、適切なマウントリング…
水準器 (Level gauge)
水準器(レベルゲージ)は、液体で満たされた管の中の気泡の位置で、物体の傾きを測定する器具です。スコープを銃に取り付ける際、銃身とスコープが水平になっているか…
スリング
スリング(Sling)
スリング(負い革)は、銃を肩や背中に担いで持ち運ぶ際に使用する紐です。車での移動が多い流し猟では必要性は低いですが、徒歩で猟場を移動する巻き狩りや忍び猟など…
スリングスイベル(Sling swivel)
スリングスイベル(負い環)は、スリング(負い革)を銃に装着するための部品です。スリングスイベルは、通常、銃床にネジ止めして取り付けますが、銃床に穴を開けずに…
バイポッド
バイポッド(Bipod)
バイポッドは、銃を2本の脚で支え、安定した射撃を可能にする装置です。一般的に、銃を支える装置は「ポッド」と呼ばれており、脚の数が1本の場合は「モノポッド」、2…
射撃用品
光学機器
スポッティングスコープ(Spotting Scope)
スポッティングスコープは、高倍率の望遠鏡です。射撃場で標的に命中した弾痕の位置やグルーピングを確認する際に使用します。 スポッティングスコープの用途 スコー…
レンジファインダー(Range finder)
レンジファインダーは、目標物までの距離を測定する光学機器です。正確な射撃を行うには、標的までの距離を把握し、弾道の落下量(ドロップ)を考慮して照準を調整する…
保管設備
ガンロッカー(Gun Locker)
ガンロッカーは、銃砲を自宅で保管するために必要な、公安委員会が定めた基準を満たした特殊なロッカーです。一般的な衣装用ロッカーとは異なり、銃砲を安全に保管する…