スポッティングスコープは、高倍率の望遠鏡です。射撃場で標的に命中した弾痕の位置やグルーピングを確認する際に使用します。
目次
スポッティングスコープの用途
スコープのゼロイン調整では、数発射撃して弾痕を確認し、エレベーション調整ノブ(上下)とウィンデージ調整ノブ(左右)を操作して着弾点の位置を調整します。しかし、スコープの倍率が9~16倍程度の場合、弾痕の位置を正確に確認するのが難しいことがあります。
そこで、スコープよりも高倍率(24~72倍)のスポッティングスコープを使用すると便利です。スポッティングスコープを使えば、射台から移動することなく弾痕を確認できるため、効率的にゼロイン調整を進めることができます。
ゼロイン(Zeroing)
ゼロイン(または「サイティングイン」)とは、照準器を覗いたときの中心(照準線)と、実際に弾丸が飛んでいく軌道(弾道)が交わるまでの距離のことです。このゼロイ…
スポッティングスコープが必要ない場合
日本の射撃場は、100m~300mの距離があるため、24倍以上のライフルスコープを使用すれば、スポッティングスコープがなくても弾痕を確認できます。
また、エアライフル専用の射撃場では、弾痕確認用のモニターが射座に設置されている場合もあります。
参考記事
『狩猟用スコープ』どう選ぶ?オススメのスコープや購入方法まで、ザックリと解説!
狩猟で精密射撃を行うためにはスコープが必要です。このスコープに関する情報はインターネット上に沢山ありますが、サバゲーやミリタリー系の記事が多く、狩猟専門の…
ライフル・エアライフル猟では必須『ライフルスコープ』入門。構造や専門用語を優しく解説!
みなさんは『スコープ』、好きですか?スコープを使った狙撃は銃猟の醍醐味!…しかし、スコープの仕組みについて調べてみると、なんだか色々と専門用語が並んでいて難…
まとめ記事にもどる
【まとめ】猟銃・空気銃 用語辞典
空気銃 プレチャージ機構 スプリングピストン機構 エアチャージャー パーツ 銃身 弾倉 トリガー 銃床 機能評価 照準器用語 種類 レティクル スペック 照準器調整 アクセ…