グラップリングフック失敗の顛末として、アニマルスネアを使用した保定による止め刺しの動画も共有します。
個人的には、保定をして止め刺しをする難易度は、イノシシよりもオスジカの方が高いと感じています。
なぜなら、イノシシの場合はこちらに向かって突進を繰り返してくるため、獲物の可動範囲が一目でわかるからです。
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大抵の場合、くくりわなにかかったイノシシは、動ける範囲の地面を掘り返しまくるため、掘られた土の外側にいれば安全です。
罠猟の世界では、このイノシシが暴れて掘り返した地面≒行動可能範囲のことを「土俵」と呼んだりします。
「イノシシを止めるときは土俵に入るな」というのは、罠猟師の世界における鉄則です。
一方、オスジカはイノシシとは異なり、無闇に突進してくることはありません。
しかも、四肢を折りたたんで地面に伏せる、いわゆるネコでいう「香箱座り」のような姿勢をとるため、一見すると「怯えて大人しくしている」ように錯覚してしまいます。
しかし、その状態こそがシカにとっての「臨戦態勢」。
「お座りして大人しくなった」と勘違いして踏み込んだ瞬間、強靭な後ろ足で地面を蹴り上げ、鋭い角を向けて跳びかかってきます。
また、ただ逃げ回っているように見えて、隙を見せた瞬間に一転して反撃へ転じてくることもあります。
突進一辺倒なイノシシに対して、オスジカの場合は動きが非常に読みにくい。
オスジカの止め刺しの難易度が高い理由がここにあります。
別動画のコメントでも頂いていましたが、止め刺しは「銃」を使うのが最も安全です。
しかし、今回の現場は住宅街に近かったため、保定からのナイフによる止め刺しが必要だったという背景があります。
罠猟は現場の状況に応じた様々な技術や道具、そして柔軟な引き出しを準備しておくことが重要になります。



