行政と連携した「アライグマ被害防除対策」と、その失敗

福岡ハンターズ・キャンプでは、行政と連携したアライグマ被害防除活動を実施しています。

このような防除活動において最大のボトルネックとなるのは、「捕獲」そのものよりも、捕獲後の「処分」。
​出没するアライグマを箱罠で捕獲するところまではできるが、「自分の手で殺めるのは抵抗がある」という方がほとんどなのが現実です。

そこで当会では、アライグマを捕獲した市民が市役所の環境課へ連絡し、環境課が捕獲情報と詳細な場所を当会の専用コミュニティページに投稿。
その日の見回り担当者が現地へ赴き、回収・処分を代行するという連携スキームを構築しています。
​なお、この活動は有害鳥獣捕獲ではないため、市からの捕獲報奨金は出ません。
しかし、当会から作業負担に応じた手当をメンバーへ支給する仕組みになっています。

さて、先日のこと。
​環境課から「アライグマ捕獲」の連絡が入ったため、小雨が降る中、現場へ向かいました。
​……が、指定された現場を見渡しても、箱罠らしきものは見当たりません。
​改めて環境課へ連絡を入れると、「通報された方がご高齢で、場所の記憶が曖昧らしく……」とのこと。
「隣の家の畑にある、近くの小屋の左側」というとんでもなく曖昧な情報を元に探してみるも、そもそも小屋らしき建物を発見できません。
打つ手がなくなったため、一旦環境課から通報者へ再度詳しい位置情報を聞き出してもらうよう依頼しました。

そして翌日。
環境課から修正された位置情報が届いたため、仕切り直して再度現場へ向かいます。
​最初にかざされた位置から300メートルほど離れた場所でしたが、今度は連絡通り、家庭菜園がある小屋の脇に小箱罠を発見。
​「やれやれ、手間はかかったけどこれで無事にミッション完了」と思って罠に近づくと‥‥‥
​いや、中にいるの「アナグマ」やないかーい(ズコー)!
​
​今回のようなケースを振り返ると、例えば市民の方が捕獲した獲物の写真とGPS位置情報を、当会の専用フォームへ直接送信してもらう仕組みがあれば、このような誤認トラブルは激減するはずです。
​しかし、現場で農作業をされている方というのは、 ≒ご高齢者。
スマホアプリを操作して、写真や位置情報を送るのは至難の業です。
​行政、通報者、ハンター。
三者がよりストレスなく、連携できるシステムやデジタルツールの落としどころはないものか。
改めて仕組みづくりを研究していきたいと思います。

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