この時期、バーベキューってよくやりますよね。
炭火で肉を焼くアレです。
ですが皆さん、BBQを「本気」でやっていますでしょうか?
BBQは、単に火の上に食材を並べれば完成するような、簡単なアウトドア飯ではありません。
まず炭を熾したら、コンロ内に炭を偏らせて配置し、「高温エリア」と「低温エリア」を構築します。
高温エリアで肉の表面をバッと焼き上げたら、低温エリアへ移動させ、じっくり火を通して焼き過ぎを防ぎます。
このタイミングは、肉の種類や厚みなどによって見極めることが重要。
さらに、食材の供給量と消費量を見て、消費が下がって来たと判断したら、「肉同士を重ねて保温する」、「火の通りが遅い野菜の上に肉を避難させる」といったマネジメントが必要となります。
…と、ここまではBBQの基礎知識であり、少し勉強すれば誰でも実践できる「理論」の話。
BBQの真の難しさは、これらを「酒を飲み、雑談しながら行う必要がある」という点にあります。
これは、一流の鉄板焼き職人でも難しいレベル。
しかも、環境は過酷を極めます。
足元ではテンションの上がった「クソガキッズ」達が暴れ回るため、コンロに突撃しないようにあしらわなければなりません。
奴らはそのスキを付いて、鉄火場状態の網の上に「マシュマロ」を放り込んだりもしてきます。
また、横からはお義父さんが「飲んでる?」と声をかけて来るので、適度に相槌を打たなければなりません。
そう、BBQとは「酔っ払ってベロベロになった頭」で、生産管理、品質管理、安全管理、営業活動をマルチタスクで回さなければならないのです。
狩猟ツアーで「ジビエバーベキュー」を何度も仕切っている私でさえ、心から痛感しています。
BBQは、本当に難しい。
そして奥が深い「高難易度極限料理」なのだと。




