ショットカウント(ショットパーフィル(S/F))は、プレチャージ式空気銃において、『1回のエアチャージ』に対して『何発まで十分な精度の射撃ができるか』を示す用語です。一般的に、エアシリンダーの容量が大きいほどショットカウントは大きくなりますが、口径の種類やエアレギュレータ搭載などで値は変化します。
目次
ショットカウントとは
ショットカウントは、「〝実猟に使える〟パワーを持つ射撃が何発可能か」を指す数値です。この数値はカタログスペック上にも「ショットパーフィル(S/F)」という形で表記されていることもありますが、実際には使用するペレットの種類やパワーレベル、レギュレータの調整値などによって変わります。
シリンダー容量が大きいほどショットカウントも大きくなる
エアシリンダーの容量が大きいほど、多くの空気を貯蔵できるため、ショットカウントも増加します。例えば、一般的なチューブ型エアシリンダー(約180cc)のショットカウントは10~20発ですが、近年主流のボトル型エアシリンダー(約480cc)では、20~30発になります。
ショットカウントが多いほど、エアの充填頻度を減らすことができます。しかし、エアシリンダーの容量が大きいほど、充填時間が長くなり、銃が重くなるというデメリットもあります。
ショットカウントを調べておく
エアライフルで狩猟に出かける際は、事前に射撃場でショットカウントを確認しておきましょう。エアライフルには、機種やメーカーごとに最適なペレットと空気圧の組み合わせがあります。この最適な組み合わせを「おいしい空気圧帯」と呼ぶことがあります。
重要なのは、「1回のチャージで何発撃てるか」ではなく、「1回のチャージで有効な弾を何発撃てるか」です。そのため、事前に試射を行い、「おいしい空気圧帯」でのショットカウントを把握しておく必要があります。
参考記事
エアレギュレータ (Air regulator)
エアレギュレータは、プレチャージ式(PCP)空気銃において、供給する気圧を一定化させる装置です。シリンダー内の空気圧は射出ごとに低下していきますが、エアレギュレ…
マズルエネルギー(Mazzle Energy)
マズルエネルギーは、銃口から発射される直後にペレットが持っている物理エネルギーです。この値は使用するペレットの重量とスピードメーターで観測された初速から算出…
高精度 ? 高威力?エアライフルのカタログスペックの読み方を詳しく解説!
狩猟を始めたいと思っている人の中には、エアライフルの購入を検討している方も多いはず。しかしエアライフルのことを色々調べていると、そこには見たことの無い数値…
まとめ記事にもどる
【まとめ】猟銃・空気銃 用語辞典
空気銃 プレチャージ機構 スプリングピストン機構 エアチャージャー パーツ 銃身 弾倉 トリガー 銃床 機能評価 照準器用語 種類 レティクル スペック 照準器調整 アクセ…