銃の知識– category –
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ブルパップ(Bullpup)
ブルパップは、銃の設計において、引金よりも後方に機関部を配置する方式です。銃身長を維持したまま全長を短縮することができるため、森林内などの障害物が多い猟場で携行しやすいといったメリットがあります。 ブルパップの特徴 ブルパップのように... -
銃床(Stock)
銃床(ストック)は、銃を安定して構えたり、射撃時の反動を受け流すために必要な部品です。主に肩に当てる床尾(バット)、頬を当てて頬当て(コム)、引鉄を引くための銃把(グリップ)、銃を支える先台(フォアエンド)で構成されています。 銃床の定... -
グリップ(Grip)
グリップ(銃把)は、引鉄を引くために握る銃床の一部です。形状によって様々な種類があり、据銃姿勢や据銃の速さ、反動を受け流す方向などに変化を与えます。 ピストルグリップ グリップの最も古い形状はストレートグリップと呼ばれるタイプです。こ... -
トリガーユニット(Trigger unit)
引鉄(引き金、トリガー)は、人間の指で引くことで射撃を行うための部品です。構造は銃の種類やモデルによって異なりますが、一般的に引鉄は逆鉤(シアー)、撃鉄(ハンマー)、撃鉄バネ(ハンマースプリング)がセットになった「トリガーユニット」に... -
弾倉(Magazine )
弾倉(マガジン)は、銃に実包(空気銃の場合はペレット)を装填するための部品です。日本の法律では、充填できる実包の数に制限があり、『散弾銃は3発、それ以外の銃は6発まで』と定められています。なお、銃は薬室にも1発装填できるため、弾倉は『散弾... -
シュラウドバレル(Shrouded barrel)
シュラウドバレルとは、ペレットが通過する銃身 (バレル) に覆いが装着された二重構造の銃身です。この覆いには『銃身の保護』、『射出圧の整流効果による弾道の安定化』という2つの役割があります。 シュラウドバレルのメリット エアライフルの銃身... -
マズルエネルギー(Mazzle Energy)
マズルエネルギーは、銃口から発射される直後にペレットが持っている物理エネルギーです。この値は使用するペレットの重量とスピードメーターで観測された初速から算出され、値が大きければ大きいほど命中した際に標的に与えるダメージ(ストッピングパ... -
ポリゴナルライフリング(Polygonal Rifling)
ポリゴナルライフリングは、弾頭に回転を加えて姿勢を安定化させる、ライフリング構造の一種です。一般的に「ライフリング構造」として知られているのは、凹と凸で構成された形状ですが、このポリゴナルライフリングは、なだらかな多面形が組み合わさっ... -
口径(Caliber)
口径とは、銃身の内径を指します。口径の種類は銃の種類によっても違いがありますが、狩猟や標的射撃競技に使用するライフル銃、空気銃では「0.22インチ(22口径、5.5㎜)」、「0.25インチ(25口径、6.35㎜)」、「0.3インチ(30口径、7.62㎜)」が主に... -
デコッキング(Decocking)
デコッキングとは、銃の撃鉄(ハンマー、ストライカー)を安全な状態に戻す操作のことです。散弾銃やライフル銃では、基本的に長期間使用しない場合を除き、デコッキングは必須ではありません。しかし、プレチャージ式空気銃においては、安全確保のため...