エアアームス S510

2022年11月6日

銃紹介

タイプ	プレチャージ式エアライフル
メーカー	エアアームス
口径	5.5mm
全長	1103mm (ノーマルモデル）	955mm（カービンモデル）
銃身長	652mm	513mm
重量	3400g	2900g
パワー	30 ft·lb	28 ft·lb
解説	1990年代後半まで日本の狩猟用空気銃と言えば、ホーワ55G（ガスカートリッジ式）やイノバエースハンター（ポンプ式）といった国産エアライフルであった。そのようななか、「プレチャージ式」という言葉と共にイギリスから彗星のごとく現れたのが、エアアームス社のS410だ。　このS510 はS410のサイドレバーモデルである。S410は前期に発売されたボルトアクションモデルと、後期に発売されたサイドレバーモデルが混在していた。そこでメーカーは前者と後者で名前を分けたというわけだ。　S510の変更点はもう一つ、シュラウド（銃身の覆い）がアルミ製に変更されている。シュラウドの径も太くなったため、発射音の大きさ自体は変わらないが、音質は高音部が抑えられて柔らかくなっている。　S410の登場まで「ハイパワー」と呼ばれるエアライフルは、小まめに炭酸ガスカートリッジを入れ替えたり、1発撃つごとにシュコシュコとエアチャージしないといけなかったわけだが、プレチャージ式はその風景を劇的に変えてしまった。「パワーがあるのに連射もできる」。当時のエアライフルマンにとって、それは革命的なできごとであった。　もちろん現在でもS510・S410は一線級で活躍している。日本のエアアームス代理店が主催する射撃会では、この2挺が必ずと言っていいほど上位に入る。時代が進み高性能のエアライフルがドンドン登場してきてはいるが、それでも今なお色あせない傑作エアライフルであることは間違いない。