狩猟の大敵「マダニ」へどう対処すればよいのか?

猟場の調査のために草むらを歩いていると、足の裾に黒い粒がびっしりと付いていることに気づきました。
​「何かの植物の種子か?」と思ってよく見てみると。
​ウゾウゾ〜……ゲッ!!
これ「マダニ」の幼虫じゃないか!!
10月末にもなってマダニに悩まされるとは。
これも去年から続く、猛暑&渇水の影響なのでしょうか。

​狩猟や山に入る作業において、マダニ対策は欠かせません。
​防除の基本となるのは忌避剤ですが、購入する際は「ディート」という成分が30%含まれているタイプを選んでください。
安価な虫除けスプレーは、このディートの濃度が薄く、忌避効果が落ちます。
​まあ、高濃度ディートを使っても、今回のように平然とくっついてくることもありますが。

​服にマダニが付着しているのに気づいた場合、私はガスバーナーで服の表面を炙ります。
私のツナギは難燃性の素材で作られているので、これで大抵は焼き払うことができます。
​マダニが付いていないと思っても、見えないところにくっついてたりするため、山から帰宅したら玄関でツナギを脱ぎ捨て、バケツに突っ込んで熱湯をジョボジョボと浴びせ、さらに、衣類乾燥機にもかけます。
​こうして毎回のように限界まで熱を加えまくっているため、私のツナギはどんどん縮んでいき、「つんつるてん」の丈になってしまっています。

​では、マダニに噛まれてしまったらどうするか?
​「皮膚科へ行って除去してもらう」というのが教科書的な回答なのですが、噛まれた当日であればマダニの口器が固化していないため、ピンセットで引き抜いてしまうこともあります。
​もっとも、噛まれている最中は大抵が無自覚。
後日、 ズボンの裾から「コロン」と何かが転がったと思って見てみたら、血を吸って丸々太ったマダニだった、なんていう事もよくあります。

何にせよ、マダニは防除が最優先。
高濃度ディートはゴアテックスなどのポリマーを溶かしてしまうため、狩猟に着る服は熱にも強い「ポリ綿混紡素材」がおすすめ。
下山後はウェアに熱湯をぶっかけて、しっかりと処理しましょう。

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