いつの間にか、今シーズンの猟期が終わっていました。
1月末のカモ猟大敗退のリベンジを目論んでいたのですが、なんだかんだと忙殺されているうちに、その後は一度も出猟できず。
気がつけばあっという間に3月です。
30代前半までは朝駆け狩猟をするほどの熱量があったのですが、家族が中心になると、いつの間にか猟欲が削がれ、すっかり丸くなってしまうものです。
まぁ、一つの区切りがついたので、散弾銃のメンテナンスでもしましょうか。
猟銃のメンテナンスは、出猟のたびに行うのが基本です。
といっても、毎回すべての部品をバラバラにする必要はありません。
銃身を外して銃腔内をクリーニングし、表面をガンオイル(私は「WD-40」という汎用潤滑油を愛用しています)で軽く拭き上げる程度で十分。
トリガーユニットなどが収められているレシーバーを開けて清掃する作業は、猟期の終わりや、何か不具合を感じたときくらいに行います。
パーツクリーナーで古い油や汚れを落とし、新しいガンオイルを染み込ませたウェスで部品を丁寧に拭き上げます。
私が今回行うメンテナンスは「オーバーホール」と呼ばれます。
これは通常のメンテよりもさらに細かく、トリガーユニットなどをさらに分解し、ネジやスプリングに至るまで分割する作業です。
ハッキリ言って、ここまでバラバラにしてメンテナンスをする必要性はまったくありません。
むしろ、元に戻せなくなるリスクがあるため、一般的にはお勧めできない作業です。
では、なぜ私はそんなリスクを冒してまで、ネジ一本までバラバラにしてメンテナンスをするのか?
それは単純に……「楽しいから」です。
私がカモ猟に使用している散弾銃は「ウィンチェスター M1912」という名銃で、先代の散弾銃も同じ「ウィンチェスター M1912」でした。
なぜこの銃をずっと愛用しているのかといえば、単純に「かっこいいから」。
惚れた銃の構造を完璧に理解し、自分の手でネジ一本までバラして、また組み上げる。
何か「完璧にこいつを理解している感じ」がして楽しいのです。
ただし、このような作業をしている際は「人に見られないように」注意しましょう。
ニタニタしながら銃をバラしている姿は完全に不審者です。
愛銃を弄り回す行為は、スケベな事をするのと同じ。
人に見られない密室でこっそりと行いましょう。




