ライフルスリングのスイベルは、横から出すのが最近はやっている

6月末から続けていた『銃猟の教科書』の執筆・編集作業が、いよいよ校了間近となりました。
​昨年倒産した「秀和システム」から刊行されていた旧著を再編集した書籍ですが、いざ蓋を開けてみると想像以上に加筆修正すべき部分が多く、思いの外時間がかかってしまいました。
しかし、その分しっかりとアップデートを行い、時間をかけただけに見合う出来になったと自負しています。

​さて、書籍制作の最終工程となる表紙絵(イラスト)の発注作業において、参考に提出した写真についてこんな質問がありました。
​「銃のスリング(負革)を取り付ける部品って、どこについているんですか?」


​今回、表紙絵の参考資料として用意したのは、私が実際に現場で使用している愛銃「ウィンチェスター M12」。
この銃の場合、銃床(ストック)側のスイベルスタッド(スリングを取り付ける金具)は、銃床の左側面に取り付けています。
一般的なイメージ通り「銃床の下」についているものだと思っていたのでしょう。

​実は近年、狩猟者の間では、スタッドを銃の側面に配置するスタイルが増えていると感じます。
​その最大の理由は、肩に銃を背負って歩く際、銃の平らな側面が背中と密着し、歩行時に銃がブラブラしにくくなるから。
山の中を銃を背負って歩くと、銃が揺れるだけで体力を削られ、バランスを崩して滑落するリスクが高まります。
側面にスリングをつけることで密着度が高まり、山歩きが格段に楽になるのです。

近年、若手ハンターの間で大人気の散弾銃「レミントン M870」ですが、これに装着する人気の社外製ストック「MAGPUL(マグプル)」なども、スリングを取り付けるQDスロットが最初から側面に配置されているデザインになっています。
​もちろん、従来の「銃床の下側」にスタッドをつけるのが間違いというわけではありません。
​下側にスリングをつけるスタイルは、据銃に入った際の左右のバランスが崩れにくく、右肩・左肩のどちらに担いでも向きを気にする必要がないというメリットがあります。
どちらが正解というわけではなく「用途や好みの違い」なのです。

このように、今回の書籍は最新情報を随所に盛り込んでいます。
猟銃やエアライフルに興味がある方、これから所持を目指す方には必ず役に立つ内容が詰まっていますので、ぜひチェックしてみてください。
正式に出版・発売が開始されましたら、また改めてご報告させていただきますね。

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