クレー射撃大会に出たもう一つの目的、それが所持して長らく眠っていた「ライフル銃」の初鳴らしです。
この日、本来であれば今期から空気銃を所持された会員様をお連れして、凄腕スナイパーの友人に射撃の指南をしていただく企画を立てていたのですが、台風の影響でギリギリまで開催判断がつかず、結局バラシてしまいました。
また次の機会を設けてお引き合わせしますね(業務連絡)。
さて、ライフル銃の運用には照準器が欠かせません。
私もライフル銃を所持してから、あれこれ探していたのですが、そういえば昔に空気銃に乗せていた「4-12倍スコープ」がほったらかしになっていたのを思い出しました。
確か、猟銃の反動にも耐えうる「ショックレジスト」設計だったはず。
物は試しとライフルに搭載し、いざ大口径ライフル射台へつきました。
記念すべき1発目を発射。
スコープの十字レティクルの右斜め上あたりに着弾。
「うむうむ、ポン付けでこれなら上出来じゃないか?」
上下左右のダイヤルを調整して2発目……しかし。
的紙に弾痕が見当たらない?
ダイヤルを元の位置に戻し、慎重に撃ち込んだ3発目。
が、やはり弾着が確認できない。
ん〜〜? これってどういうことだ?
首を傾げつつ、射場管理者の方にお願いして弾着観測に入ってもらい、気合を入れて4発目!
「……天井のバッフルに当たってますね」
バッフルとは、跳弾事故を防止するために射台前方の天井へ配置されている防護板のこと。
つまり弾は、標的の遥か「上空」へと飛んでいたわけです。
おかしいな……1発目はまっすぐ飛んでいたはずなのに。
理由がさっぱり掴めないため、無調整のまま5発目。
「……手前の地面から土煙が上がりました」
えぇーーーッ!?
上に大きく外れたと思ったら、今度は大きく下にずれた!?
この瞬間、疑念は確信へと変わりました。
そう、このスコープ、壊れています。
よくよく思い出すと、このスコープを空気銃から外した理由は、「撃ち込んでいるうちにゼロインがジワジワ狂っていくから」でした。
空気銃の反動は微小なのでこの時は確信してませんでしたが、ライフルの強烈なリコイルに叩かれたことで、内部のずれが大きくなり、着弾が大暴れしていたわけです。
これでは話にならないので、さっさとスコープを取り外し、標準装備されている蛍光ファイバー製のオープンサイトで再び試射。
50m立射で撃ち込んでみますが、まあ、当たることは当たります。
そもそも、私が通う猟場で100m以上を撃つことは滅多にないはず。
とりあえずしばらくは、潔くこのオープンサイト仕様で出撃することにします。


