サブスク型罠猟ハンター様の講習を行いました。
市の農業振興課の話によると、昨年度の捕獲数は例年に比べて「3分の1」ほどだったそうです。
おそらくこれは、昨年の異常な猛暑と深刻な渇水が影響していると思われます。
「数が減ったのなら、今年は獲らないほうが良いのでは?」と思われるかもしれませんが、獣害対策において重要なのは、コンスタントに猟圧(プレッシャー)をかけ続けることです。
一時的に数が減った・被害が少なくなったからといって捕獲を制限してしまうと、今度は指数関数的な個体数増加に歯止めがかからなくなり、後々さらに甚大な被害を招くことになります。
実を言うと、これは過去に行政がやらかした失敗でもあります。
約40年前に狩猟に対する過度な捕獲制限を設けたため、現在において獣害問題が手に負えないほど酷くなったという、苦い前例があるのです。
閑話休題。
さて、今回私たちの罠にかかっていたのは、大型のオスジカでした。
遠目から見た時はメスだと思っていたのですが、近づいてみると「角が抜け落ちた直後」のオスでした。
角のないオスジカは積極的に反撃してくるリスクは低いものの、相変わらず「頭」は非常に硬い。
そのため、正確に脳天を打ち下ろさないと、一撃で昏倒させることができません。
参加者の方々も、その見た目以上にタフなオスジカの生命力に驚かれていました。
捕獲したオスジカは速やかにその場で解体し、熟成庫へ。
代わりに、先週水曜日に捕獲してしっかりと熟成させておいたメスジカの精肉作業を行い、皆様にお持ち帰りいただいて解散となりました。



