
11月29日〜30日にかけて、狩猟者向けメンターシップ会員の皆さんとキャンプツアーを開催しました。
実は前日から、1歳の娘の風邪をしっかりもらってしまい、出発時点では体調がボロボロ……。
ところが、山で準備を始めると身体が自然と動く。「やまのちからってすげー!」
ジビエの主役は「アナグマとシカのサムギョプサル」

キャンプ場には15時に集合。そこからキャンプの準備を始めて、ジビエディナーの準備です。
今回の料理は、「アナグマとシカ肉を使ったサムギョプサル」。
焼いた肉を野菜・海藻・ご飯・薬味で包んで食べる、韓国風スタイルです。
我が家では、焼き肉をするときはもっぱらサムギョプサルスタイルです。
今年で40歳ということもあってか、油っぽい肉は翌日にこたえる‥‥
しかし、野菜などと一緒に肉を食べると、翌日も胃がすっきりします。
そして、この料理をアナグマのバラ肉で試してみたところ、これがすっげーーぇ美味い!!
アナグマから染み出た油でシカ肉や野菜を焼くと旨味が増します。
さらに!そこへ妻から伝授された「秘伝コチュジャンソース」を付けて食べる!べらぼうに美味い!!
妻の料理センスの凄さには脱帽です!!!
(なお、このコチュジャンソースは後にCookpad由来と判明)
ハンターズキャンプ名物「シカ骨とカブのスープ」

ハンターズ・キャンプの名物料理は「シカ骨のスープ」。
今回はカブとタマネギを入れてみました。
このような骨から取ったスープは、キャンプツアーのお客様限定です。
これは別に意地悪ではなく、スープの完成には半日かかる手間暇料理だからです。
シカ骨スープは、作りたては「まぁまぁ美味しい」程度なのですが、焚き火でじっくり煮込み、夜に冷まし、翌朝に再加熱する——この 温 → 冷 → 温 の工程を経ることで、骨から濃厚な出汁が滲み出ます。
肉はスジまでホロホロに。骨にしゃぶりつきたくなる美味しさです。
なお、デイツアーのお客様から「圧力鍋じゃダメなんですか?」という質問をよくいただきますが、これが不思議と同じ味にならないんです。
焚き火で一晩かけてゆっくりと熱を入れるのがキーなんです。
早朝6時出発のカモ猟
翌朝6時、参加者とともにカモ猟へ出発しました。
この日は前日に続いて南から暖かい風が入っていたため、山側の野池にはカモが少ないと予想。
そこで、海が穏やかな宗像市方面へ向かうことにしました。
福岡北部のカモは、北風で海が荒れると山側のため池へ避難します。
この日は逆に南風で海が静かだったため、「海側に集まる」 と判断したわけです。
この猟場選定こそ、カモ猟の成否を左右する重要ポイント。
渇水という想定外
まずは日の出とともに、もっとも実績のある池へ。ところが——水がない!
今年は渇水の影響で多くのため池が干上がっており、この猟場も壊滅状態。
気を取り直して2カ所目へ移動すると、カルガモの姿を発見。
1羽を撃墜するも半矢となり、残念ながら回収できず。
3カ所目は不発。
続く4・5カ所目では、私が「ハシビロガモ」を撃墜し、無事に回収できました。
とりあえず、ボウズは逃れることができました。

大量の群れ。そしてドラマが起きる
6カ所目には大量のカモが群れており、ここで私は「ホシハジロ」を撃墜。
遠くではお客様も何かを落とした様子。
駆け寄って確認すると……
なんと「マガモ」!

このお客様は福岡市都心部在住で、狩猟登録1年目は出猟できず、2年目の昨年に初めてツアー参加。
そして今年もリピート参加してくださいました。
そんな方が、初めてのカモ猟でマガモをゲット。これは本当にすごい。
お客様は大興奮!
これはガイドの身としてはとてもうれしい!!
……まぁ、本音を言うと
「ガイドの私を差し置いてマガモゲットとは!悔しいッーー!」
と心の中で叫んでいました(笑)。
猟場は壊滅状態。午前11時前に終了
その後は福津・古賀と主要猟場を巡りましたが、どこも渇水の影響が大きく厳しい状況。
キャンプ場の撤収時間が迫っていたため、午前11時前に本日の猟は終了しました。
今期はこれから多くのお客様にカモ猟ツアーをご提供する予定なので、新しく猟場を開拓する必要がありそうです。

キャンプ場へ戻り、獲れたカモの羽むしり作業へ。
精肉まで進めるか伺ったところ、
「自宅で母が料理するので持ち帰りたい」とのご希望。
(いきなり丸鳥を持って帰って、お母さまは驚かれないのだろうか・・・)と少々心配はありますが、試行錯誤しながら調理するのもまた良い経験。
ぜひご家族皆さんで、鴨料理を楽しんでいただければと思います。


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