レンジファインダー(Range finder)
レンジファインダーは、覗いて見える前方の物体から観測地点までの距離を測定する光学機器です。距離を計測する原理には超音波を利用する方法やGPSを利用する方法、光パルスを利用する方法、レーザー光線を照射して反射光との位相差(光の波のズレ)を測定する方法など、様々なタイプがあります。
レンジファインダーを使う目的
ハンティングにおけるレンジファインダーは、標的(獲物)までの距離計測に用います。この調べた距離は照準器のゼロインした距離と差をとって照準を上下を補正します。例えば、あなたが使用しているスコープが50mでゼロイン(50m地点で照準線と弾道が交差するように照準器を設定)している場合、獲物が50mの地点にいればレティクルの中心を狙って撃てば命中します。しかし50m以上離れている場合は弾は照準線よりも下に着弾するため、照準は上に補正をかけなければなりません。逆に50mよりも近い位置に獲物がいる場合は、弾道は照準線よりも上を通るため、照準は下に補正をかけなければなりません。
このように、「獲物がゼロインした距離よりも遠くにいるか?近くにいるか?」によって照準を補正しないといけないため、ハンティングにおいては獲物との距離を正確に知ることがとても重要になります。
ワンタッチで距離計測ができる
昔の距離測定は”目測”で行うのが普通でしたが、近年ではワンタッチで正確な距離が測定できるレンジファインダーが良く用いられます。レンジファインダーはゴルフの目的でも使用されるため、1万円~2万円程度で購入できます。
距離の計測はスコープに搭載されたミルドットやMOAといった特殊なレティクルを利用する方法もあります。しかし、より正確に距離を測定して精密射撃を行いたいのであれば、レンジファインダーの利用をオススメします。