プレチャージ機構

PCP

プレチャージ機構(Pre-Charged Pneumatic

 PCPプレチャージ機構(PCP)とは、銃内部に貯められた圧縮空気を小出しにしてペレットを射出するエアライフルの機構です。
この方式には機構の一部に空気を貯めるエアシリンダーが付いており、エアタンクハンドポンプを使って、20トン(200気圧)以上の空気を注入します。この圧縮空気は引き金を引かれるごとに一定量が銃口から噴出されるようになっており、この圧力によってペレットを射出します。

プレチャージ機構の仕組み

プレチャージ式の仕組み

空気の充填方法

エアを込める

PCPエアライフルに空気を充填する方法には、エアチャージャーと呼ばれる機具を使います。エアチャージャーには大きく、ハンドポンプとエアタンクの2種類があります。

ハンドポンプ
エアタンク

また、これらエアチャージャーとエアライフルの間には専用のコネクタ(フィリングコネクタ)を接続します。フィリングコネクタはエアライフルの種類によって異なるため、さらにアダプタやヨークなどを使います。この変換に必要な器具類は充填アダプタ(MDEアダプタ)と呼ばれています。

MDEアダプタ

その他の方式

 エアライフルの機構にはプレチャージ以外にもガス圧式やマルチストローク式などがありますが、現在よく使われているのはプレチャージ機構とスプリングピストン機構の2種類です。スプリングピストン機構にはさらに、スプリング方式ガスラム方式の2種類があります。

エアライフル用語集

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