ドブテールレール(Dovetail rail)
ドブテールレールは、銃にスコープやアイアンサイトなどの照準器を取り付けるマウントベースの一種です。 ドブテールレールの断面を見ると”Dove Tail”(鳩の尾)という名前が示すように、逆ハの字型をしているのが特徴です。
ドブテールレールとは
「ドブテール」という言葉は本来、木材などを継ぎ合わせるための建設技術用語で、日本ではこの技術のことを「蟻溝(ありみぞ)」と呼ばれるため、このマウントベースの形状はあり溝レールと呼ぶこともあります。ドブテール上面の長さはメーカーの規格によって違いがありますが、近年のエアライフルに使用されるマウントベースの用途では11mmに統一されています。
ドブテールレールは台形型をしているため、マウントリングやマウントアダプタは溝にかみ合わせてスライドさせて、付属のネジで締め付けて固定します。
マウントベースの他規格
マウントベースの規格には、ウィバーレールやアメリカ軍のピカティニーレールもよく利用されています。これらの規格は溝の幅が20mmなので、11mmのドブテールレールに取り付けることはできません。もしこれらの規格のマウントベースにドブテールレール用のマウントリングを取り付けたい場合は、変換アダプターをマウントベースとマウントリングの間に挟みます。