ピカティニーレール

**ピカティニーレール（Picatinny rail）**

　ピカティニーレールは、銃にスコープやフラッシュライト、バイポット、レーザー照準器などのアクセサリーを取り付けるためのマウントベースです。この規格はアメリカのピカティニー・アーセナル兵器製造所で開発したもので、主にアメリカ軍の装備で採用されています。

ピカティニーレールとは

　ピカティニー規格はレールを正面から見たときの土台が横幅約20ｍｍで八角形をしていることが特徴です。このレールにスコープなどの照準器を取り付けるときは、まず土台にピカティニー規格のマウントリングをレールの溝に引っかけるようにして固定し、さらにこのマウントリングにスコープを固定します。

　マウントレールの規格には、ユニバーサルやウィバーレールなど様々な規格があり、エアライフルでは11ｍｍのドブテールというレールが主流でした。しかし近年、エアライフルへスコープ以外のアクセサリー（例えばアメリカ軍の払い下げアクセサリーや、トイガンのアクセサリーなど）を取り付けたいという需要が増えてきたため、メーカー側もこれらの規格に合うピカティニーレールの採用が増えてきました。

ウィバーレール
ドブテールレール
マウントリング

マウントアダプタ

　ウィバーレールとピカティニーレールの間にはある程度互換性がありますが、ピカティニーレール用に作られたマウントはスロットの幅が狭いウィバーレールに上手くかみ合わない場合があります。対してウィバーレール用に作られたマウントは、スロットの幅が広いピカティニーレールにほとんどの場合でしっかりとかみ合わせることができます。