調整式肩当てパッド(Enhanced Butt-Pad)
調整式肩当てパッド(エンハンスドマルチバットパッド)は、銃を肩に固定する肩当て(バットパッド)の部分を手動で調整できる銃床です。バットパッドの長さ調整は、専用のスペーサーを挟む延長肩当て(エクステンドバットパッド)と呼ばれるタイプもあります。
銃床の各部名称
肩当ての上部はヒール(かかと)、下部はトゥ(つま先)と呼ばれており、ヒールとトゥが作る角度をピッチ角と呼びます。ピッチ角は銃を構えると胸のふくらみができるため、必ず鋭角(90°よりも小さい角度)になっています。
肩当ての端から引き金(グリップ)までの長さは銃床長(じゅうしょうちょう)と呼びます。腕の長さは人によって変わるため、銃床長の最適な長さは人によって変わります。小柄な人の場合は腕が突っ張ってグリップを握りにくい場合があるため、肩当ての長さを自由に変更できる調整式肩当てパッドタイプを選ぶのがオススメです。
グリップ
グリップは、握る部分の円周長(グリップ円周長)と引き金までの距離(グリップ長)が銃によって異なります。握り方は手の大きさや指の長さなどで変わりますが、基本としては上図のようになります。どうしても引き金に指がとどかないなどの不具合がある場合は、銃砲店でグリップを削る、またはパテなどで埋めて調整することもできます。