スポッティングスコープ(Spotting Scope)
スポッティングスコープは、地上に設置して観察する高倍率の望遠鏡です。射撃場で弾痕(グルーピング)を確認するさいに使用します。
スポッティングスコープの用途
スコープのゼロイン調整では、数発を発射して弾痕を調べ、エレベーション調整ノブ(上下調整)、ウィンデージ調整ノブ(左右調整)を回して、着弾点の位置を調整していきます。このときスコープが9~16倍程度の倍率だと弾痕がどこにあるのか見えないため、いちいち席を外して見に行かなければなりません。そこでスコープよりも高倍率(24~72倍)のスポッティングスコープを使えば、射台にいたまま弾痕を確認できるのでスムーズにスコープの調整ができます。
スポッティングスコープが必要ない場合
なお、日本の射撃場は100m~300mなので、ライフルスコープの倍率上限が24倍以上あれば、スポッティングスコープを使わなくても弾痕を確認できます。またエアライフル専用の射撃場では、弾痕が確認できるモニターが射座に常設されているところもあります。