水準器 (Level gauge)
水準器(レベルゲージ)は、液体の中に気泡が封入された管で、これを物体の表面に接着することで物体の傾き加減を読むことができます。
水準器の使い方
水準器は、物体が水平な状態にある場合は管の中心に気泡が来ます。もし物体が左右どちらかに傾いている場合は、高くなっている方向に向けて気泡が偏ります。
スコープを覗いて照準を付けるさい、斜面のような場所では無意識に体傾いてしまうため着弾点が大きくズレてしまいます。そこで水準器があれば、今現在自分が立っている場所がどのくらい左右にチルト(傾き)しているかを知ることができるため、照準を補正するのに役立ちます。
スコープを取り付けるときにも必要
水準器はスコープを取り付けるときにも使用します。スコープを取り付けるときは銃をガンバイスに取り付けて固定しますが、このとき銃が傾いているとスコープが傾いて取り付いてしまいます。そこでまずはガンバイス自体が水平になっていることを水準器を使って確認し、銃をガンバイスに固定したら再び銃が水平になっていることを確認します。さらにスコープを取り付けたあとに、スコープが銃に対して水平に取りついているかを確認します。
銃を取り付けるときの水準器はホームセンターで販売されている汎用品で構いません。銃専用のものは高価ですが、汎用品であれば工具売り場に1,000円程度で売られています。