ホログラフィックサイト

ホログラフィックサイト(Holographic-sight)

holographic

 ホログラフィックサイト(ホロサイト)は、照準器内のミラーとハーフミラーを組み合わせて多角度の光の情報を記録し、その記録した情報を3D薄膜上(ホログラム)に投影することで、3D映像(ホログラフィック)を作り出す照準器です。

 

ホロサイトの仕組み

ホロサイトの仕組み

 3D映像を作り出すことの一番のメリットは、照準器をのぞき込む角度に関係なくレティクルの中心が常に照準を示すことです。例えば、スコープのレティクルやリフレクタサイトの光点は真正面から覗き込めばレンズ内の像の中心を示しますが、少しでも角度を付けて覗き込むとレンズ上の像と照準点がズレてしまう視差(パララックス)と呼ばれる現象が起きます。
 しかしホロサイトの場合は照準器内に3D映像を作っているため、のぞき込む角度に関係なく照準点は常にレンズ内の像の中心を示しています。つまりホロサイトは覗き込む角度を気にしなくても良いため、他の照準器に比べて素早く照準を付けることができます。

ホロサイトはレティクルが像の中心を指す

ホロサイトの値段

 散弾銃やライフル銃に取り付けるホロサイトは耐ショック性に優れたものを利用しなければならないため、価格は10万円以上します。しかしエアライフルの場合は衝撃がほとんどないため、ソフトエアガン用に作られたレプリカ品(3,4万円ほど)でも十分な性能を発揮します。

 

エアライフル用語集

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