アイレリーフ(Eye relief)
アイレリーフは、接眼レンズが取り込んだ光を収束して像を作り出すアイポイント(ひとみ)までの距離です。
アイレリーフとは
アイレリーフの長さは接眼レンズの造りによって決まるため、光学機器をのぞき込むときは決められたアイレリーフの位置を保たなければなりません。よってスコープなどを銃に取り付ける場合は、ほほ付けの位置を確定させてから接眼レンズまでの距離をアイレリーフに合わせて、マウントリングでしっかりと固定しなければなりません。
一般的な双眼鏡のアイレリーフは、アイカップを目を押し付けるぐらい短く作られています。アイレリーフが短い光学機器では周囲の光を遮ることができるため、像をよりクリアに見ることができます。
しかし銃に使うスコープなどは射撃の反動で跳ね上がるため、アイレリーフが短すぎると目の上をスコープのカバーで切るケガをする危険性があります。そのためスコープなどはアイレリーフを、かねがね100mm程度になるように設計されています。なお、エアライフルの場合は射撃の反動が少ないため、アイレリーフは80~90mmあたりのスコープがよく用いられています。