ブルパップ

ブルパップ(Bullpup

 ブルパップとは、トリガーユニットの後方に機関部が配置された銃の設計です。一般的な銃の設計は弾倉や薬室(チャンバー)、撃鉄(ハンマー)などの機関部は、トリガーユニット(引き金、逆鉤、撃鉄など)よりも銃身側に取り付けられていますが、ブルパップでは機関部が引き金よりも後方に配置されているため、通常の設計よりも機関部の長さ分だけ全長を短くすることができます。

 

 

ブルパップの特徴

グラディウスシンセティック

 

 銃全長が短くなるメリットは持ち運びやすさにあります。例えば木々が生い茂る猟場を移動する場合、銃を肩に担いでいると銃身が枝やツタに絡まってしまいます。しかしブルパップのように短い全長だと銃を前方に抱えて持ち運ぶことができるため、猟場をスムーズに移動できます。

ブルパップの構え方
 またブルパップは通常のスタイルよりもスコープの取り付け位置が高くなる(照準線が高くなる)ため、遠くのターゲットを狙いやすくなるといったメリットもあります。装薬銃におけるブルパップは、射撃の反動が強すぎたり弾倉の装填しにくいといったデメリットがありますが、エアライフルでは弾倉を変えて連射するシーンは少なく、また射撃の反動も無いに等しいため、表立った欠点というわけではありません。

セミブルパップ

バンタムMk2FRPボンベショーアップ

 ブルパップは国によっては所持が禁止されているところがあるため、その規制に合わせたセミブルパップと呼ばれるタイプもあります。セミブルパップの特徴は、通常のブルパップと違いはほとんどありません。

エアライフル用語集

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