


どうも!オクタマニアこと、加藤ひろしです。突然ですが皆さん、エミューってご存知ですか?今、僕が手に持っているのがエミューの卵です。大きいですよね~。今回は、このエミューの牧場を、なんと!東京都奥多摩町に作ろう!というお話をいたします。
この記事の3つのポイント
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エミューは、肉はもちろん脂や羽も利用できる、とても有用性の高い家禽。
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エミューは一般的な畜産物と比べて飼いやすく、奥多摩町のような平地が少ない土地でも牧場を作れる。
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リターンは『エミューオーナー権』や『肉500g』など。クラウドファンディングを募集しています。
【御礼】第一弾クラウドファンディングは6/30を以て終了しました!沢山のご支援をいただきありがとうございました!
エミューってなに?

本題に入る前に、まずはエミューについてご紹介したいと思います。エミューは、オーストラリアに棲息している体長1.8mにもなる大型の鳥で、先住民族のアボリジニの間では太古から、食料、衣料、または秘薬として重用されてきました。近年では、その肉、卵、油脂、皮革、羽などの、ほぼすべての部位が利活用できることから、日本国内でも“新しい畜産物”として注目されています。
何よりも「肉」が美味しい!

エミューの魅力を語るうえで欠かせないのが、その肉の食味です。エミューの肉は高タンパクで低カロリー、さらに豚肉の約4倍近くの鉄分を含んでいます。しかもその鉄分は、人体に吸収性の高いヘム鉄なので、鉄欠乏性貧血の予防に大いに役立つと言われています。

さて、気になるその味ですが、一言でいうなら牧草で育てた牛肉のような素朴で自然的な味わいがします。嫌な臭いやクセは一切なく、初めて食べた人は「えぇ!?これがエミューの肉?」と驚かれるほど、食べやすいお肉です。
エミューの脂肪は超高級「エミューオイル」

またエミューの脂は、エミューオイルという最高級オイルとして知られています。アボリジニの間でも薬代わりに使われてきたエミューオイルは、傷や筋肉痛、火傷、打撲などの治療薬として利用されてきました。現代でもオーストラリアでは、行政から正式に「抗炎症剤・皮膚の改善薬」として認められており、その効能の高さが保証されています。そのほかにも多彩な富を生み出すエミューは、正にアボリジニーたちが「神の鳥」と語るに値する、魅力あふれる家禽なのです。
養“エミュー”業の魅力

このような魅力あふれるエミューを育てる養エミュー業ですが、実を言うと、近年日本全国に牧場が増えており、新しい地域産業として注目を集めています。
成育が速く、飼育がしやすく
畜産業を行うにあたり最も重要となるのが、畜産物の繁殖能力と成育期間です。例えば肉牛の場合、出荷できるようになるまでに30カ月ほどの長い成育期間がかかるため、安定して出荷するためには飼育する個体数を多くする必要があります。そのため肉牛の畜産業は、始めるためには数千万円規模の初期投資が必要となり、事業としてはとてもハイリスクになります。

対してエミューは、孵化後18か月あまりで成鳥になり、畜産物としての利用が可能になります。また、年間20~30個ほどの卵を産み、人工孵化では孵化率86%、さらに環境への適応能力が高く、なんと下は-20℃から40℃以上の厳しい環境下でも飼育が可能です。このように養エミュー業は、小規模投資で始められ、しかも土地の制約が少ないというメリットがあります。
“地域おこし”としても注目される養エミュー業

現在、国内のエミュー産業は、北海道網走市や佐賀県基山町などが有名ですが、近年では過疎化が進む地方でも注目されています。その理由の一つが、エミューを長年使われていない耕作放棄地や、荒れ地で飼育することで、エミューの糞により肥沃な土壌へと改良が進むからです。さらにエミューは農業残渣(野菜くず)等で飼育することが可能なので、エミューの育てた土壌でできた野菜の残りで、さらにエミューを育てることができるという、循環型農業が成立します。
実は正式な「畜産物」ではない!
先に養エミュー業を「畜産物」と書きましたが、実を言うとエミューは日本の法律で規制されている“畜産物”ではありません。そのため、エミューを飼ったり、育てたりするのに特別な施設や免許などは必要なく、また食肉への加工は「と畜場」を通さずに、一般的な食肉処理加工施設で行うことが可能です。
なぜ奥多摩なのか?

「東京の秘境」などと揶揄される奥多摩町ですが、その田舎なイメージとは裏腹に、農業などの1次産業は活発ではありません。実際に、1次産業における町税収は1%未満であり、就業者数も人口5000人に対して、わずか40人ほどです。その理由として考えられるのは、まず山野が多く農地が拡大しにくいこと、そしてイノシシやシカなどの鳥獣被害が多いこと、また少子高齢化で担い手が少ないこと、などが上げられます。
隙間の多い奥多摩だからこその『隙間エミュー産業』
奥多摩町は、農業ができる土地が無いわけではありません。ただ、耕作地ひとつひとつが狭く、山間に点在しているため、農業を行ううえで必要になる大規模化や機械化による効率化が、ほぼ不可能です。このような「隙間だらけの土地」で1次産業を成功させるのには、少品種高付加価値の生産物を作るしかありません。

エミューは、まさにこのような問題を抱える奥多摩町にピッタリの畜産物だと言えます。エミューは、牛や豚などに比べて狭い敷地内で飼うことができ、また脱走防止用の柵も一般的な金網で作ることができます。また、トラクターのような大型機械を搬入する必要もないため、点在する狭い土地でもエミュー牧場を作ることができます。
奥多摩町には、すでに利用可能な食肉加工施設がある
エミューを食肉に加工するための施設は、実を言うと奥多摩町には既に施設が存在します。これは「森林恵工房 峰」という施設で、もともとはイノシシやシカなどを流通に乗せるためのジビエ処理加工施設です。エミューの肉加工もジビエと扱いは同じなので、この施設を使わせてもらうことで初期コストを抑えて事業を始めることができます。
クラウドファンディングのお願い
さて最後に、東京奥多摩エミュー牧場へのご支援に関するお願いをさせていただきたいと思います。今回、皆様にご支援をお願いする約60万円は、自己資金と併せて、エミュー牧場の整備、エミューの買い付け、餌代、その他エミューの飼養に関わる費用に利用させていただきます。
エミューオーナー権 →即日完売!ご支援ありがとうございます!

6万円のご寄付をいただいた方には、エミューを1羽を返礼品としてお送りします。もちろん、普通のご家庭でエミューを飼うのは難しいと思いますので、そのまま奥多摩の牧場で飼い続けることも可能です。約2年経って出荷できる状態まで成長したら、1頭まるごと食肉にしてお届けすることも可能です。
エミュー肉

1万円、または5,000円の返礼品として、エミュー肉(500g、200g)をお届け(※)します。自然的な環境で育った栄養満点のエミュー肉を、ぜひご堪能ください!
エミュー羽ストラップ

2,000円の返礼品として、エミュー羽根のストラップをお返しします。エミューの羽は「2本が1対」という珍しい構造をしています。そこでエミューの羽は、「絆の証」や「恋のお守り」として人気があります。
なぜ、クラウドファンディングをするのか?
今回、クラウドファンディングを行う理由は、決して自己資金が足りないからというわけではありません。ただ、いままでの食肉事情を!世界を!奥多摩から一緒に変える仲間が欲しいんです!私はエミューが世界の食卓事情を変える素晴らしい鳥であると確信しています!
おわりに
今回は、エミュー牧場についてお話をしました。これからどんどん広がっていくと予想されるエミュー産業に、ぜひ、ご期待ください!またよろしければ、東京奥多摩エミュー牧場へのご支援を、↓バナーリンクより何卒よろしくお願いいたします。

あわせて読んでもらいたい記事
クラウドファウンディングへの応募方法をお知らせください。
都奥多摩サポートレンジャーをやっています。
奥多摩については興味深々。
よろしくお願いいたします。
小林さま
こんにちは
この度は本取り組みにご興味を持っていただきありがとうございます!
記事最下部にございます「東京奥多摩エミュー牧場 クラウドファンディング募集中」というバナーをクリックいただきますと、応募ページに飛びます。
よろしくご確認ください。
素敵な企画ですね。
もし可能であればエミューの権利、
枠拡大ご検討いただけないでしょうか。
ryoさま
ありがとうございます!
大変反響があり私も枠を拡げたいと思うのですが、エミューを飼う土地の関係上これ以上オーナー権を増やすために頭数を増やすと過密飼育になり、エミューにとってもストレスとなるため拡げられない状況です。あくまでもエミューファーストの考えです。
第二弾三弾とクラウドファンディングを実施する予定でございますので、今後とも応援ください!
明治大学の授業の一環として、加藤さんにインタビューさせてもらいたいのですがよろしいでしょうか?
返信お待ちしています。
コメントいただきありがとうございます、エミュー買い付けで奔走しており確認が遅れ申し訳ございません。Twitterで大澤さまよりご連絡いただき、やり取りはそちらで行わせていただきたくお願いいたします。
初めまして。大学の授業の一環として、加藤さんにインタビューさせてもらいたいのですがよろしいでしょうか?
返信お待ちしています。