ブローニングシトリ

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銃紹介

タイプ上下二連式散弾銃
メーカーミロク製作所
製造年1973年 - 現行
中古相場24万円 ~
解説 ブローニング・シトリは、高知県に本社を置く銃器メーカー&サプライヤー、ミロク製作所が製造する上下二連式散弾銃である。販売はFNハースタルグループ傘下のブローニングインターナショナル社が担っているため、ブランド名はB.C.mirokuではなく、“ブローニング”となっている。
 ブローニングシトリは、ブローニングスーパーポーズドで問題とされていた分解構造(テイクダウン)の複雑性を排し、コストダウンを施した廉価モデルとして開発された。基本的な連射システムはスーパーポーズドとほぼ変わり無いが、銃身内部へのクロム処理による表面強度の向上や、機関部パーツのブルーイング処理などの改良により、軽量かつ頑丈な造りになっている。商業的にもスーパーポーズドの後継として名に恥じない売り上げを記録しており、特に欧米での人気が高く、かのオバマ元大統領も愛用しているということで話題を呼んだ。
 ブローニングシトリには、現行の725シリーズを始め、CXシリーズ、ホワイトライトニング、グランライトニング、フェザーライトニングなど、多彩なカスタムモデルが存在する。また、廃盤となっている525・625シリーズなどや限定生産品を含めると、その数はおよそ100種類にものぼる。ちなみに「シトリ」という言葉の意味をめぐって海外では「日本の神様の名前だ!」や「TORIは英語でbirdだから、日本の有名な鳥の名前に違いない!」など、様々な憶測がされているが、実は特に意味があるわけではなく、ブローニング社が販促のために適当に付けた名前らしい。
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この記事を書いた人

東雲 輝之のアバター 東雲 輝之 株式会社チカト商会代表取締役・ライター・副業猟師

当サイトの主宰。「狩猟の教科書シリーズ」(秀和システム)、「初めての狩猟」(山と渓谷社)など、主に狩猟やキャッチ&イートに関する記事を書いています。子育てにも奮闘中。

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