パワーレベル調整機構

パワーレベル調整機構(Power-level Adjustment

 パワーレベル調整機構は、プレチャージ機構エアライフルにおいて射出圧力を切り替えることが仕組みです。パワーの調整の仕方は機種によって違いますが、多くの場合、エアシリンダーの弁にかかるバネの力を変化させて排気量を調整します。

パワーレベル調整のメリット

パワーアジャスター
 パワーレベルは、大きくするほどペレットにかかる圧力が高くなるためスピードが増し、ペレットの持つパワーも増します。対してパワーレベルを低くするとスピードが減ってパワーが落ちる分、使用するエアの量が減るため空気持ちが良くなります。

調整時の注意点

 パワーレベルの調整は、ペレットの重量が重いほどパワーレベルを高くし、軽いほど低くするのが一般的です。ペレットの重量が重い状態でパワーレベルを低くすると、ペレットのスピードが落ちて直進性が悪くなり、逆に軽いペレットを高レベルのパワーで撃ち出すと、弾道が不安定になるので注意しましょう。
 なおパワーレベル調整は、猟場でいじらないようにしましょう。例えば「ヒヨドリを撃つときはパワーを”中”に設定し、カモを狙うときはパワーを”高”に設定する」といった使い方をすると、マズルエネルギーが変わってしまうため、あらかじめスコープのゼロインしたポイントよりも着弾点が大きくズレてしまいます。よってパワーレベル調整は、試射でペレットごとに相性の良いレベルを決め、その設定でスコープのゼロインを調整したら、原則として変えてはいけません。

エアライフル用語集

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