ハッサン・カーニバー135 (7.65mm)

カーニバー135 / 7.65mm ~止め刺しに最適なエアライフル~

カーニバー止め刺し
神奈川県在住のYさんは、30年の経験を持つベテランハンターです。猟期以外では箱わなによる有害鳥獣駆除を行っており、そこで使用する止め刺し用の銃器として、カーニバー135を購入されました。

猪の止め刺し用として購入

 カーニバー135を購入された理由について、詳しく伺いました。

「私の住む地域では、猪による農業被害が酷く、私も猟期以外は罠による駆除を行っています。捕獲した猪の処理は、ワイヤーで首をくくって動きを止めて、ナイフで急所を刺していました。
しかしここ最近は年のせいか、猪を吊り上げるのが大変で、特に夏場はこちらが先に倒れてしまいそうになるほどつらく感じてきました。散弾銃(※スラッグ弾)を使うこともできるんですが、近所の迷惑になるし、柵に当たって跳弾するのは恐いし・・・。そこで、止め刺しに使えるエアライフルはないか、探してみました。」

「猪を仕留められるほど強力なエアライフルは、プレチャージ式ならいくつもありますが・・・ほら、やっぱりちょっと高いじゃないですか。なので、プレチャージ式ではない、なるべく安いエアライフルが欲しかったんです。そこで、友達から教えてもらって購入したのが、このカーニバー135でした。」

止め刺しにはバッチリの性能

 カーニバー135 7.62mmの使用感について伺いしました。

「エアライフルについてはまったくの門外漢なんですが、思っていた以上にパワーがありますね。昔、子供のころに遊んでいた空気銃は、本当にスズメやハトを撃ち落とすぐらいの威力しかありませんでしたが、このカーニバーはイノシシの眉間にしっかりと食い込むパワーを持っています。
発射音も『バシュッ!』っと本格的な風切音がしますよ。
弾代が安いのもありがたいです。7.62mmなら1弾8円ぐらいでしたかね?スラッグ弾だと1弾100円はするので、激安ですね。
実は以前、電気止め刺し器を試してみたことがあるんですが、安物のバッテリーを使ってると、途中で電圧が下がって、猪が息を吹き返すことがよくあったんです。それにあれは雨の日は使えないですしね。安上りで言えば、ナイフで仕留めるのが一番ですが、ワイヤーで首をくくったりする手間を考えると、エアライフルでの止め刺しは十分アリだと感じますね。」

重たいので射撃時に委託するなどの工夫が必要。

問題点について伺いしました。

「このエアライフルは重たいですね!年のせいもあるかもしれませんが、数十秒も構えていられないほど重たいです。幸い、止め刺しのときは箱わなに銃身を乗せて置けるのでよいですが、これを狩猟に使うとなると、ちょっと辛いかもしれませんね。

「それと、連射ができない所ですかね。ペレットは、銃身に1発だけしか込められません。銃身を折るのは、思ったほどキツクはありませんが、狙いを外して2発目、3発目と装填作業を繰り返すと、けっこう肩がコリます。」

東京都の離島・伊豆大島で狩猟ツアーを楽しもう。

 最後に一言いただきました。

「私のハンター仲間には、罠の止め刺しをどうするか困っている人が結構います。そこで、このカーニバーのことを離したんですが、みんな興味を持っていましたね。『思ってたよりもカッコいい!』って(笑)
『このエアライフルで狩猟はするのか?』ってよく聞かれますが、・・・う~ん、今のところは考えていないかなぁ。狩猟するのならスコープを付けた方が良いと思うし、カモやキジを捕るなら散弾銃がありますからね。
老後になって、散弾銃とライフルを返上したら、こいつで狩猟をしたいと思います。
・・・もう70歳過ぎてるけど(笑)」